ミニ四駆:えのもと杯マンガン電池耐久レース(2010年1月)参戦レポート

2010年初の耐久レース参加です。今回は装いも新たに、新コースでのアタック。

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そりたつ30度(?)バンク、そしてなだらかではない急坂、JCJCスロープの登場。

つまり難易度アップ!コースアウト続出!!

そこで急遽セッティングを変更。作りこんでいた耐久用マシンにフロントアンダーガード、リアアンダーガード+ブレーキ(FRPプレート流用、自作)を装着しました。

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軽井沢から帰ってきて急遽マシンセットアップなのでかなり体力的にはグロッキー。そのためレース当日は1時間ほど寝坊して慌てて出かけました。しかしハサミやストップウォッチは忘れてしまうという状況。さらにセッティング用新品マンガン電池もないしと前途多難な予感。

さてギリギリ10時に間に合い、早速マシンを走らせてみると使い古しのマンガンでは遅すぎ。ブレーキが効きすぎです。

そして電池をNi-Cdに変更すると、とぶわとぶわ。しかしフロント・リアアンダーガードのおかげでスッポリとコースに収まります。ナイス!これはいいぞ!!

と思ったのもつかの間、ドン、シューン・・・

あれ止まった。なんでだろうと思ったら、電池が落ちてます。裏から交換できるようにしているのですが、着地の衝撃で外れてしまったのです。

「これぞ本当の電池落とし」

なんてシミジミしている時間はありません。セッティング変更です。

ブレーキが効きすぎなので、FRPプレートを反転させてブレーキ効果をなくし、レースに望みます。

今回の予選は強豪ISOさん、そしてわが子との直接対決。クジ引きでたまたまそうなったのですが、最近速くなって親をなめている息子との勝負です。

さて実際にスタートしてみるとやはりISOさんの速さは尋常じゃありません。みるみるうちに離されて行きます。が、立体交差でジャーンプ、コースアウト。やったーーーw なんて喜んでたのですが、それも数周のこと。電池がたれてくると飛距離が落ち、コースに収まってきます。むむむ、これはコースアウトしないセッティングよりも軽量化した方がよさそう。

結局予選1回目の走行は、75周。子供が67周、ISOさんが83周という結果に。

コースアウトしてもコースに戻せるので、アンダーガードはフロントリアともに外します。さらにどうもコーナーが遅いので、ダメもとでリアベアリングをプラリン(プラスティック付アルミローラー)へ変更。リアのプラリンは耐久レースの定番セッティングですね。

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ただリア9mmベアリングも油をさして重くなったとはいえ、サーーーーっと回るようになってたはず。おっかしいなあと思いつつ、子供に誘われて試走。

・・・あれ、全然速くなってない。子供にぶっちぎられてます。マシンのリアタイヤを手でクルクルと回してみると、フロントタイヤが回ってないではありませんか。ミニ四駆は直結四輪駆動なので4輪とも回るはず。ってことはギアがおかしくなってる!?

ギアカバーを外してみてみると、カウンターギアの520ベアリングが外れてギアがずれ、駆動がかかってません。これかあ、遅い原因は。急遽ブッシュをかまし、外れるのを抑えます。実はこのギア周辺、色々な理由があって大きく削ったのですが、削りすぎでギアが暴れていました。パテで埋めたのですが、柔らかいため削れてまたダメになってしまったのでしょう。

2回目の予選ではセッティング変更の甲斐と、気温上昇のため周回数はアップ、83周となりました。子供は75周、ISOさんは85周とかなりISOさんに迫ったのですが2周及ばず。総合では6位と予選落ちです。予選通過は165周なので、1回目でも83周走らないと無理でした。

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レース後ギアボックスをみてみると結局同じくギアが正常にかんでなく、ベアリングは外れはしてないもののずれていてトラクションが逃げていたようです。削ったのはシャーシを組んだときにギアのかみ合いが深く、フリクションが大きかったためですが、かえってトラブルを招いてしまいました。

一方の子供はジュニアクラス予選3位通過。強豪Kくん(今回はオープンクラス参加)よりも多い周回での決勝進出ですから立派なものです。

さて決勝レース、まずはジュニアクラスから。

子供のマシン、スピード負けしてません。というよりももしかしてスピードは一番でてるかも。30分の耐久レースだというのに1分すぎで電池交換、そして超高速で盛大にジャーーンプ。そのあまりもの飛びっぷりに子供は大喜び。その派手な走りはギャラリーにも受けます。

心配された電池の消耗ですが、見ていると意外と悪くなく交換するたびに盛大なジャンプ&コースアウトが見られます。よくみるとあちこちのポケットに電池を入れて、適当にその場で手をつっこんで取り出した電池を使う、

ランダムチョイスシステム(特許出願検討中)

をやってます。せっかく電池に番号シールを貼っているのに、まったくもって意味ありません。まあ楽しんでやれているのが一番ですからね。

しかも相変わらずマシンを止めてから交換する電池をランダムチョイスするという、ロスタイムが多いやり方。その上に数分で電池交換するので、電池交換の時間は相当なもの。その割にそのラップタイムの速さでまくります。

終わってみれば158周、2位でフィニッシュ。1位が166周ですから8周まけ。11秒 x 8 = 88秒なので電池交換3、4回分の違いですね。しかし通常の電池交換システムでここまで周回するんだから立派なもの。というかなんでこのマシン、こんなに速いんだ!?

さて大人の部、オープンラクス決勝です。オープンクラスはISOさん、前回優勝のパダさん、強豪のYRGさんと猛者ぞろい。見ごたえがあります。もちろんスタートダッシュは注目です。

とぶわとぶわ、走るは走るw 各選手マシンを拾いあげコースに戻します。耐久レースの別の面白さですね。

非常にハイペースでハイレベルな戦いが繰り広げられ、30分のレースは終了。174周したISOさんが見事、念願の優勝を勝ち取りました。おめでとうございます!!

ダンガン・ミニ4駆の情報サイト

えのもとさん スタッフのみなさん お疲れ様でした

耐久レースでは初めての優勝で 帰りのビールのうまかったこと!

速さで他を圧倒しつつも優勝がなかっただけに、念願かなって本当に嬉しそうでした。よかったですね!

さて次回の耐久レースはレギュレーションを変更。電池をマンガンからアルカリに変更して高速化。きっと使えるモーターの幅もでてきますし、次回からコースアウトしたらペナルティ(周回カウントしないなど検討中)、マシン交換不可(スペアマシンの取り扱い検討中)なのでその対策も必要です。詳細のレギュレーションは今後検討予定だそうですが、コースは同じ。コースアウト対策をしつつ、燃費を考える必要が出てきます。またこれはこれで楽しそうですね。

えのもとさんをはじめ、運営の皆さん、参加者の皆さんおつかれさまでした。

さて来月の耐久マシンはゼロから作り直し。ギアがズレない程度にフリクションを下げつつ、コースアウト対策をして行きたいですね。いやはや耐久レースは面白いです。

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(現行マシン)

次回レースはスーパーえのもと杯。超大径タイヤを生かしたハイスピードマシンも作ります。忙しいなあ。

p.s.
今計算したら、電池交換のロスタイムがなければうちの子供の周回は170周以上に、、、ウラから交換できたら優勝はもちろん、オープンクラスも狙えた?w これ以上増長させないためにも教えないでおこう。