フロアマットがなくても暴走するトヨタ車?:米国トヨタがアクセルペダル機構上の問題でリコール

米国トヨタが230万台を対象にリコールを行います。

トヨタ、米国で カローラ など230万台をリコール | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

米国トヨタ自動車販売は21日、アクセルペダルの不具合のためトヨタブランド8モデル約230万台を自主的にリコールすると発表した。レクサスおよびサイオンブランドは今回のリコールに含まれていない。


アクセルペダルの機構上の問題により、ペダルが踏み込みにくくなったり、踏み込んだ状態からアイドリングの位置へ戻りにくくなる恐れがあるという。対象は2009年から2010年モデルの『カローラ』や『RAV4』、2007年から2010年モデルの『タンドラ』など8車種。

今回のリコールはレクサスは対象外のため、先だってのレクサス暴走事故のリコールとは別。ちなみにレクサス暴走事故については以下アーカイブをごらんください。

[の] のまのしわざ: LEXUS(レクサス) アーカイブ

以下、米国トヨタのニュースリリースから。

Toyota Vehicles : Toyota Files Voluntary Safety Recall on Select Toyota Division Vehicles for Sticking Accelerator Pedal / Toyota

This action is separate from the on-going recall of approximately 4.2 million Toyota and Lexus vehicles to reduce the risk of pedal entrapment by incorrect or out of place accessory floor mats. Approximately 1.7 million Toyota Division vehicles are subject to both separate recall actions.

このリコールは現在進行している420万台を対象としたレクサスのアクセルペダルがフロアマットの不適切な使用によってひっかかるリスクを軽減するものとは別となります。

およそ170万台のトヨタ車が両方のリコールの対象となります。

“In recent months, Toyota has investigated isolated reports of sticking accelerator pedal mechanisms in certain vehicles without the presence of floor mats,” said TMS Group Vice President Irv Miller. “Our investigation indicates that there is a possibility that certain accelerator pedal mechanisms may, in rare instances, mechanically stick in a partially depressed position or return slowly to the idle position.

「ここ数ヶ月、トヨタはフロアマットが存在しない場合でも稀にアクセルペダルが戻らないという別の報告を調査してきた」とTMSグループバイスプレジデント IrvMillerの弁。「調査の結果アクセルペダル機構の不具合により、ごく稀に機械的に動作不良、途中でアクセルをあけられなくなったり、逆にアイドルポジションへの戻りが悪くなることが判明した。」

やっぱり別の理由でしたね。

古いバイクでアクセルワイヤーが錆びてアクセルが開けっ放しになることがありますけど、それに近い現象でしょうか。いずれにしても早めの対応が望まれます。