通常走行時、アンダーパネルに風が流れないというのであれば、ジャンプ時はどうなるのかを調べてみました。
今回新しく製作したのは空中時を模擬するゲタです、もちろん工作用紙製。
約5cm浮かした状態で、なるべくアンダーパネルに空気が流れるようにしています。さて結果はいかに?
ベルダーガ+大型可変リアウィングはやはりリアダウンフォース、フロントはリフト傾向。
70.8 94.0
70.0 96.6
-0.8 +2.6
MSシャーシ+バイソンマグナム。
75.4 83.1
75.2 83.4
-0.2 +0.3
MSシャーシ、ナイトレージJr.
74.7 78.9
74.5 79.6
-0.2 +0.7
意外と標準ウィングが効いている?
今回初登場、タイプ3シャーシ、エンペラーの空力です。
57.9 71.1
57.5 71.6
-0.4 +0.5
フロントがかなりリフト傾向です。
タイプ3シャーシ+バーニングサン。
59.0 69.1
58.9 69.5
-0.1 +0.4
空力的にはエンペラーよりバーニングサンの方がよい感じです。
MSシャーシ、アバンテMk.III
71.3 80.5
70.5 81.6
-0.8 +1.1
かなりフロントリフト傾向です。
大型リアウィングを装着したアバンテMkIIIボディ。
70.9 85.1
70.3 87.1
-0.6 +2.0
リアにダウンフォースが強く働き、僅かですがフロントも改善されてます。なぜ?
VSシャーシ、デザートゴーレムに小型可変リアウィング。
61.5 73.2
61.1 75.0
-0.4 +1.8
VSシャーシ、デザートゴーレムにフロントスポイラーをつけて、フロントダウンフォースが生まれるか試行錯誤してみました。
フロントスポイラーを(工作用紙で)装着したガンブラスターXTO。
76.6 65.3
77.3 65.4
+0.7 +0.1
フロントにダウンフォースが発生、リアはほぼゼロリフトです。
結論としては、どのボディでも基本はフロントリフト。アンダーフロアに風が流れたとしてもそれだけでダウンフォースは発生しませんでした。
またフロントスポイラーやリアウィングをつけることでダウンフォースを獲得することができます。とはいえそれは僅か1g前後。有為な差とはいえません。それよりも空力パーツを装着することでの重量増が数グラムあるので、そちらの影響が大きいといえるでしょう。
一方で空力パーツをつけることで懸念されるドラッグはダウンフォースの数値から考えると同じく軽微と思われるので、うまく空力を見方につけて空中姿勢をよくするボディメイクするのはありかもしれません。
つまりダウンフォースを得るためではなく、姿勢を整えるためのエアロボディ。
スーパーTZ/TZ-Xシャーシは空力を考えられたシャーシという話なので、次回はこれを試してみたいですね。