ミニ四駆初心者のための、ミニ四駆の作り方です。
今回は1989年デビューのタイプ3シャーシ、ダッシュ四駆郎でおなじみのダッシュ1号・皇帝「エンペラー」、そしてダッシュ2号・太陽「バーニング・サン」。2つのボディが同梱されている、欲張りなモデルです!?
シャーシはシンプルでオーソドックスなレイアウト。右側にプロペラシャフトがありますが、フロントのクラウンギアとリアのクラウンギアでは形状が異なるために違う部品(水色、オレンジ)となっています。後期シャーシでは共通化されます。
ドライブシャフトも太めで、重そう。後期シャーシではより細く、軽量化されているポイントです。
タイヤは肉厚があるタイプで、ホイールは穴あき。軽量化というよりも、デザイン重視でしょうかね。
スイッチはフロント側で大きくスライドさせるタイプのスライド式。後期シャーシでは回転式になっているところで、さらに最新のMSシャーシでは金具部品が分割され、間違って電池と金具が接触して通電状態にならないような工夫されています。
さらにその上にモーターをマウント。この時点ではまさにモーターは置かれた状態で、固定されていません。ピニオンギアは8Tではなく、茶色の10T(?)。
特徴的なのはミニ四駆のモーターのほとんどは縦、130モーターの平たい部分が縦になるようにマウントされるのですが、このタイプ3では横になっています。
カウンターギアをさらに上に置きます。これもまた置いている状態で、固定されていません。
ギア比は 5:1の「ハイスピードギア」で、6.4:1の「スピードギア」に変更可能です。
最後にモーターカバーを取り付けて、モーター、ギアすべてが固定されます。
ローラーはフロントバンパーとサイドバンパーに取り付け可能です。
後ろのバンパーがないので全長が短く、コンパクトな印象です。
タイプ3はまだまだ初代タイプ1の面影が強く残り、車高が高く、バンパーの形状もバギーチックです。どこか牧歌的な雰囲気でこれはこれで楽しそうですね。
それにしてもハイスピードギアで5:1とは、、、今MSシャーシでは標準(ハイスピードギア)が 4:1で、超速ギアは3.5:1となっています。年々ハイスピード化が進んでいくんですね。
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ギアの慣らしをやってみたところ、ギア鳴りはさほどひどくなく、この時期から精度がでてたことが伺えます。構造はシンプルで子供向きなのに、きちんと作りこんでいるのはさすがタミヤですね。
さてこの「ミニ四駆の作り方シリーズ」はどこまで続くんでしょうか・・・全シャーシをコンプリートしなきゃいけない気がしてきた今日この頃。
ミニ四駆(MSシャーシ)の作り方 ([の] のまのしわざ)
ミニ四駆(VSシャーシ)の作り方 ([の] のまのしわざ)
ミニ四駆(スーパーFMシャーシ)の作り方 ([の] のまのしわざ)