地獄のF1富士:FSWの歩き方(想定を超える荒天候対策)

いよいよ今年のF1日本グランプリもあと数日に迫ってきました。富士スピードウェイでは「FSWの歩き方」という小冊子をPDF形式で案内しています。

FSWの歩き方

木目細やかな内容なのでいくつかご紹介したいと思います。

まず天候から。

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天候が変わりやすい地域なんです・・・

小山町の年間降雨量は約2300ミリ。東京中心部の年間降雨量が約1300ミリだから比べると雨の多さがわかるよね?

富士スピードウェイは雨の多さがわかってますよね、ね。なのに裁判ではこんなことを言っています。

「どなたが失禁を?」F1日本GP訴訟 第二回口頭弁論傍聴記 : 日刊サイゾー

また本件は「たまたま想定を超える荒天候」に見舞われ、降雨による道路陥没など予見し難い事態が起きたためとの主張を繰り返した。

台風や豪雨があったなら当然レースも中止になって然るべきですけど、レースは予選、決勝ともに行われたし、道路陥没は雨が降る前の話ですし。まったくもってこれはヒドイいい逃れ。

そして「観客が悪い」から観客を指導・教育しようという暖かい配慮が伺えます。

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こういった模範的な観戦スタイルは分かりやすくていいですね。小学校の遠足の持ち物リストみたいで。ていうか、ご丁寧に持ち物リストまで用意していますよ。

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そしてついに富士スピードウェイが持ち物リストに「オムツ」を入れてきましたよ!?

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・・・って、子供を連れて行く親御さん向けでしたか。しかし実際本当に大人向けオムツや下痢止めの正露丸やストッパが必要なくらいの過酷な状況でした。

結局のところ標高500メートル~600メートルの高地に位置し、雨が降りやすい場所柄なんです。想定の上とか下とかじゃなく、とにかく雨対策は必要。観客にここまでしつこく雨対策というのですから、きちんと自分たちもやって欲しいですね。

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今年行かれる方は本当にお気をつけ下さい。


【去年の地獄のF1富士アーカイブ】

[の] のまのしわざ: f1 アーカイブ