Honda S2000後継はS3000という噂

ちょっと前の話題となりますが、車雑誌によるとホンダS2000の後継車としてV6 3000ccのホンダS3000が検討されているとのこと。

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ベストカーはここ数年このS2000の後継車を追いかけてきた。そして今回またまた新情報を入手。驚くことに次期モデルはV6エンジンを積み、3リッタークラスに格上げされるというのだ。ライバルはポルシェケイマンであり、BMW Z4あたりのヨーロッパの3リッタークラススポーツになるという。現行モデルほど専用設計部分はないとはいえ本格的にチューニングされるS2000後継車“S3000”の第一報をお知らせする。

メタルトップルーフ(バリオルーフ)を採用したオープン2シーターで、現行の2200ccよりも「ちょいと」大き目の排気量となり、主マーケットは北米ということでV6 3000ccが有力だそう。

V6 3000ccとなると意外と選択肢はなくって、旧インスパイアに使われていたJ30が候補となりそうです。燃費対策としては気筒休止(片バンクを停止)、3気筒で動作するモードを同様に採用するのではないかと言われてます。またツインクラッチATも用意されるとのこと。

まあ至極まっとうで実現性が高いプランですけど、V6により重量が増え、メタルトップで重量が増え、AT化で重量が増え、さらに重量バランスがどうなるかとか考えると、カミソリの切れ味鋭いレーシーな走りというよりも、クルージングが得意なオープンカーになりそうです。まあそのままではないでしょうが。

昨今のガソリン高騰や環境保護を考えると、大排気量化によるトルク増大という手法は実は21世紀的ではないんじゃないかな、というのが最近の感想です。実際問題今回MINI Cooper Sの1.6L ターボ、175psのエンジンを体感すると、時代はターボかもしれないな、という実感があります。

燃費は街中で10km/L程度、高速では15km/Lからベストケースでは17km/Lまで伸びる、しかもこれがマニュアルではなく、トルコン式6速ATで出るんだからちょっとショッキングでした。

つまり低回転でエンジンを回し、ターボでトルクをかせぎ、適切なギアで転がすことで意外にも燃費が伸ばせるようです。

この事実を突きつけられると、S2000の後継でターボ、しかも小排気量にする手はなかったんだろうかと感じます。つまり2000cc+ターボとか。ツインスクロールターボで低回転からトルクを出すという手法を使うと高速巡航も非常に楽ですし、燃費も伸びますから。

V6に比べれば軽量コンパクトな4気筒というのはディメンジョン的に有利ですからね、250psでいいのでトルクが30kgmほどになれば随分と軽快じゃないかと思うんですよ。そしてギアはハイでワイドに。まあホンダは最近ほとんどターボ作ってないので無理な注文でしょうか・・・

まあいずれにしてもS2000の後継があるという情報だけでもうれしいものです。