MINI Clubman(右ハンドル)のクラブドアは、かえって右側にあった方が良い(かな?)

もともとMINIはイギリスのクルマメーカー、ROVERのクルマでした。ところがこれを色々な経緯により現在はドイツのクルマメーカー、BMWが過去からのブランドを含めて扱い、開発、販売を行っています。イギリス車だった時代、日本と同じく右ハンドルを前提に設計してますがドイツ車になったとたん、通常のドイツ車と同じく左ハンドルを前提とした基本設計となってしまいました。一番わかりやすいのがウィンカー。ハンドルの左側についてます。

そしてロングホイールベースのClubmanも同様です。左ハンドル車なので、乗客が乗りやすい右側に観音開きのドアを設置しています。右ハンドル車でも観音開きドアが左側になるということはありません…

ホビダス・オート > 新車速報 >「ミニ・クラブマン、日本仕様も“クラブドア”は右側」 [ネコ・パブリッシングの自動車専門サイト]

気になるのは車輌右側に備わる後席用リアヒンジドアの“クラブドア”だ。道路が右側通行で左ハンドルが標準のドイツをはじめとした欧州各国では問題ないが、左側通行で右ハンドルが用意される英国や日本などでは、後席へのアクセスが道路中央側になってしまい、安全性に懸念が残る。しかし、BMWによれば、英国仕様や日本仕様も、ハンドル位置が右に変更されるだけで、クラブドアは左ハンドル仕様と同様に右側になるという。

MINIのディーラーの方の話によると、本来観音開きドアは左右両側に付ける予定だったそうです。ところが給油口が左側にあり、技術的問題からどうしても左側に観音開きドアを付けられなかったとのこと。

つまり右ハンドル車が冷遇されているのではなく、結果的に右側にしか観音開きのクラブドアが付けられなかったということらしいです。

この真偽はともかく、色々と使い勝手を考えているうちに、逆に右ハンドルには右側にクラブドアが付いている方がいいと気がつきました。それはこうです。

うちの子供は基本的に助手席にチャイルドシートを載せて座ります。このチャイルドシートはでかく、シートを倒すことができません。そうなると家族3人ででかけ、奥様が後ろに乗ろうとしたときに左側が観音開きだとしても、前のシートが倒せないのでは中に入りにくいのです。

そこで右側の運転席を倒して後部座席に入ることになりますが、右側クラブドアであれば入るのが楽になります。災い転じて福となりました。

ということで、ますますいい感じになってきましたよ、MINI Clubman。