先日レノボ・ジャパンさんからご招待を受けてIBM/レノボ大和研究所を訪問、ThinkPadの耐衝撃試験などを見学させていただきました。
詳しい見学の様子はこちらをどうぞ⇒レノボ(lenovo)、ThinkPad大和研究所試験室ツアー:[mi]みたいもん!
人が踏んでも壊れないThinkPad : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)
それにしても揺らすし、落とすし、踏むし、ノートPCの立場になるとたまったもんじゃありません。そのためか耐衝撃試験のことを、「拷問テスト(トーチャーテスト torture test)」と呼んでました。Sの気がない私としては、ちょっとこれは痛くて出来ませんね。でも担当の方はすぐに慣れたと言ってました。慣れるというか、ドSになってしまったんではと少し心配になったのは秘密です。
耐衝撃試験の一部は非公開ということで、写真撮影禁止だったのが残念です。しかしこういったテストは完全に企業のノウハウなので、おいそれと流出させるわけにいきませんね。特に最近はパナソニックにしても、ソニーにしても、東芝にしても、頑丈なPCを売りにしてきているので元祖、頑丈なノートPCとしてはうかうかしてられません。
PC本体の強度も勿論なのですが、感心したのはペリフェラルのコネクタの強度試験までやっていること。分かりにくいですが、手に持っているのはRS-232Cか、ディスプレイコネクタ用の治具で、これをコネクタにつけて、試験で力をかけて破壊されないかどうかをチェックしているのです。実際PCを使っているとUSBやディスプレイアダプタが基盤直付けで、非常に剛性感の無いものが目に付きます。グラグラしているともうそれだけで安っぽい印象を受けるのですが、こうしてきちんと強度試験をパスしたものは安心して使えますね。
さてそんな強靭なPCを支えているのが、このフレーム。
外板を合わせてその中に基盤を配置するといった手法ではなく、内部にマグネシウムフレームを配置、そこに部品を装着していくといった手法をとっています。さらにそのフレーム自身も軽量化のためにハニカム状に穴をあけられているのが、このスケルトンモデルで良く分かります。F1のモノコックボディのような作りなんですね。それならば剛性が高く、頑丈なのも納得です。
こちらでThinkPadの耐衝撃試験(品質テスト)の動画が見られます。ドSな人は是非どうぞ。
[Lenovo - 最高のPCは、最高のエンジニアからしか生まれない。 | Inside Lenovo - Japan]
lenovo ThinkPad の大和研究所で社会科見学 [dh memoranda]それにしても、ThinkPad 上で MacOS が動けばいいのに...。
それをいっちゃあ、オシマイよ(笑