最新で最高・最速の新幹線 N700系ですが、非常に残念な点がありました。コレです。
全座席禁煙にともなって設置されたという、喫煙ルーム。強制排気、光触媒脱臭装置といった最新設計なのですが、効果のほどは正直いって、
期待はずれ
でした。
ねこちぐらな日々: N700系の試乗会に行ってきました。全席禁煙のため、設置されました。ただ、あの狭さでどの程度を煙をシャットアウトできるかは、実際に営業してみないと未知数。今回の試乗会ではみなさん遠慮気味でして、1本だけ吸ってそそくさと戻っていくような感じでした。
一人が一本だけ吸ってそそくさと帰ってきた状況で、
N700系新幹線の試乗会レポート (速報) [dh's memoranda]また、N700では全席禁煙となり、デッキに喫煙スペースが設けられています。個人的にはタバコの煙が非常に苦手なので助かります。喫煙スペースの分煙システムは、光触媒や強制排煙装置などを装備し、かなり気合がはいっているようですが、車内にタバコの臭いがすこし漏れてくることはあったので、完璧ではないようです。
といったように、臭いが明らかに漏れてくることを私も感じました。一人が一本でこれですから、定員の3名が吸った日にはどうなることやら。
一方取材のために喫煙ルーム内に入ると、そこは余り臭いません。そう、光触媒脱臭装置の威力で喫煙ルーム内のみが脱臭されているんですね(苦笑)
漏れてくるタバコの臭いの原因は
・強制排気の風量が不足
・自動ドアは一旦空くと、一定時間閉まらないためにその間に煙が漏れる
と推測されます。特に今回取材陣がいたので、喫煙ルームドア開放、デッキへのドア開放という時間があったのも原因でしょう。しかし混雑時は当然そういうケースもありますから特別なことではありません。
以前、全席禁煙の成田エクスプレスのデッキでまだ喫煙できた時代、やはり客室内に煙が流れてきて随分嫌な思いをしましたが、そんなことがこの10号車グリーン車でも再現されそうな気配です。ですから私がグリーン車に乗るときは9号車指定することにします(笑)。
そういうわけなので、JRさんには開業までになんらかの対応、対策を打っていただくことを期待しております。
ついでにいうと、新幹線ホームの喫煙所。あれは最低です。新幹線をおりた客、十数名がホーム一杯に広がって一斉に吸い始めるんですから。オープンスペースとはいえ、いや逆に密閉されていない分人も煙も広がってひどい状況です。こちらも再考と改善を期待しています。
関連リンク:
・新幹線試乗会にブロガーご招待企画 (カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ)]
・新幹線企画のブロガー各位がすごすぎる (カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ)
tsuchiya
10号車グリーン車の扉近くの席は、
http://n700.jp/diagram/の別紙「ダイヤ改正資料」 (diagram_20070701.pdf)の
7ページ目、資料5に「なお、喫煙をご希望のお客様には、指定券をお買い求めの際に
お申し付けいただければ、喫煙ルーム付近の座席を発売します」とあるので、
10号車の後ろ側の席は、通常に買ったのでは発券されないものと思います。
また現状の編成では、禁煙グリーン車は8,9号車ですが、
8号車から優先して発売されているらしいとの情報があり、これがN700系にも踏襲されるなら、
10号車を一般客に売るのは最後になりそうです。
この措置、タバコの臭いが漏れてくるのを事前に察知していたとすれば恐るべしですが、
そんなこともなさそうですね。
tnoma
なるほどー。そうなると益々10号車のお客が喫煙ルームに最短距離で出入りするので、ドア開放になる時間が増えてしまいますね。やはり10号車には乗れない・・・
ところでグリーン車って3両あるんですね。東海道線の癖でつい2両と思い込んでました(^^;
それにしてもやっぱり強制排気の吸引力は弱いと思います。焼肉屋ばりにビュービューと吸い込んで欲しいです。
あとはさらに一歩進んで煙を出さない喫煙方法があるらしいので、それを導入してみるとか。
http://www.wired.com/medtech/drugs/news/2007/03/72901