「Webキャンペーンのしかけ方」Web Campaignを読みました

29manさんがマーケティングの本を出しました。おめでとうございます。

Webキャンペーンのしかけ方。 広告のプロたちがつくる“つぎのネット広告”
Webキャンペーンのしかけ方。 広告のプロたちがつくる“つぎのネット広告”

読みたいなあと思っていたら先日お会いしたときに、なんと頂いてしまいました。ありがとうございます、ありがとうございます。早速帰りの電車で読んだのですが、忙しくて感想を書くのが遅れてしまいました、すみません。

さて、この本の印象ですが、「え、あれも?これも!?」というものでした。紹介された事例は結構知っているものが多く、もちろんクオリティも高いものが揃っているのですが、それを仕掛けた人たちの生の声がそのまま載っています。何を考え、何を狙ってその結果出来上がったか、よくわかります。限られた時間と予算の中で産みの苦しみを味わったはずが、その部分はサラリと流し、根底に流れるフィロソフィーを語るところが非常にスマートに感じました。

ひとつ印象的なものを紹介するとDRIPメソッド。

Deep 一歩踏み込んだ深い関係
Interactive 対話から成り立つ関係
Participation 参加して実感
Repeat 誰かに紹介したくなること
(p.126)

そして「自分の購買行動体験」を研ぎ澄まし、人を感動させるマーケティングを行うという点でしょうか。確かにそれを仕事でもないのに実践しているカリスマ主婦がいましすね。従来の論評中心の評論記事ではない、体験に基づくブログエントリーが説得力をもち、その影響力の伝播を見るにつけてその力を思い知らされます。

私はずっとシステム側の方にいたわけですが、webやネットがこうやってどんどんと一般人の中にシステムではない部分で溶け込んでいく様が非常に興味深いです。時代の変革の中にいるんだなあと。

そんな感慨を思い起こされる書籍でした。

事例のひとつ、NIKE cosplay↓ 必見です。

著者の29manさんのページ⇒29man(ニクマン): 渋谷ブックファーストのビジネス書ランキング7位!

ゴーゴー!