シビックハイブリッドの試乗

オデッセイの車検見積もりの間、時間があったのでシビックハイブリッドに試乗してきました。
結論からいうとコレ、いいです。面白いというか奇妙というか、未来風味です。

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お気に入りの角度。一番プロポーションがよく見えます。

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気に入らない角度。リアのでっかくて四角なのか丸なのかはっきりしないブレーキコンビネーションランプがずんぐりむっくりな印象を与えています。タイプRもここには手をつけず、最も残念なポイントでした。アメリカ仕様はまだすっきりしているのですがね。

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それはともかく、このシビックハイブリッドはとにかく心臓がイイ。よく考えるとハイブリッドカーといえばレクサスGS450hくらい試乗したことないのですが、ファミリーセダンであるシビックでこのトルク感は魅力です。坂道なのにグイグイと車体をひっぱりあげて、一歩どころか二歩リードできます。

そして平坦路や下り坂では充電でエネルギーを回収します。このエコ感覚がまたたまらなくいいです。その様子は下側メーターの左にあるインジケータで一目瞭然。下り坂で充電した分を上り坂でパワーに変えていくのは今までアクセルオフでガソリン消費を抑える他なかったエコドライブの常識を完全に覆しますね。つまり燃費をかせぐのにはちんたら走るのではなくいかにこのエネルギー回収とモーター走行とをバランスさせて走行距離を伸ばすか、にかかってくるわけです。

分かりやすくいうと、燃費をかせぐにはある程度高速の方が伸びるわけですが、山坂道といえどもちんたら走るのではなくモーターのパワーを利用して速度を稼ぐ方が燃費が良くなる可能性を秘めているわけです。

しかし山坂道といえばワインディングでコーナーの連続。ハンドリングが悪い車では平均速度を保つことができません。しかしこのシビックハイブリッド、なぜか足回りが硬い(w ロールも少なくコーナーがまったく苦になりません。意外といいコーナリング速度でタイヤも鳴かずに軽くクリアしていきます。はっきりいってサイドサポートの低いシートの方が先に役不足になってしまいます。

そんなわけで子供を助手席に乗せて結構な速度でいつもの山坂道、しかも上りを走ることができました。これは気持ちいいですよ。

ただハイテク装備はいいことだらけではありません。まず特に気になったのがブレーキフィール。ペダルフィールが硬い上、手ごたえならぬ足応えが曖昧です。それもそのはずでおそらく軽くブレーキを踏んだ状態はまだブレーキパッドを使わずに回生ブレーキが働き、モーターが発電機となって発電をしているモードになっているのでしょう。それから踏み込むとようやく本当のブレーキが効いてくるはずでそのつなぎ目がどうも違和感につながっているようです。

もうひとつおしい点。それはハンドリングはいいのに、ハンドルに手ごたえがない点です。電動パワステの影響でしょうか。またハンドルのつかみ所がなく、特に9時15時の部分が裏側にでっぱっていてハンドルが掴み難く感じました。

そういった欠点があるものの、未来を感じさせるそのメカニズムはやはりオタク心をくすぐります。そしてホンダはスポーツドライビングを忘れていない!未来とスポーツの融合がインパネデザインやインテリアデザインからも感じ取れていて所有したい気持ちになりました。

ところで気になる燃費ですが、試乗車の平均燃費は

12km/L

を表示してました・・・(w
皆アクセル踏みすぎだと思います、自分を含めて。

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