ミニ四駆+ラジコン=ラジ四駆

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先週ミニ四駆デビューを果たしたうちの子供ですが、ミニ四駆は自宅でやるとどこかに飛んでいってはまって動けなくなって、モーターやきつき!ということにすぐになってしまいます。

これを避けるためということでまずはゴムタイヤを外してグリップを落とすことで対処したのですが、やはり究極はラジコン化です。ボタンを押している間だけ走ればいいわけですから。

ということで家に壊れた(壊された)エアロRCがあったのでそれと合体させることにしてみました。

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オデッセイのエアロアールシーから受信ユニットを取り出します。フロントがステアリング用モーター、リアが駆動用モーターのための端子が出ています。赤いリード線はアンテナです。

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下がミニ四駆のMSシャーシ。

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これが噂の焼きついたRE-130モーターのなれのはて。軸受けのプラスティックが加熱により変形してます。ここさえ取り替えればまだ使えるかも知れません、ということで捨てずにとっておきます:)

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非常に分かりにくいですが、電池の端子の内側にはプラスティックのでっぱりがあります。エネループ(eneloop)など充電池は高さがアルカリ電池よりもあるため、念のためにここを削っておきました。

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よく見ると駆動用モーターの端子にはチップ抵抗が入ってます。今回これは無視。

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元々ミニ四駆の構造は電池ボックスからの+、-端子が直接モーターの端子へと導かれていますが、その金具をカットしてそれぞれ1mmのドリルで穴を開け、リード線を付けます。

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合計5本のリード線を引っ張り出しました。
赤:+3V
黒:GND
黄・青:駆動用モーター
白:+1.5V ステアリング用のGND

ステアリングは+1.5Vを中心に+3.0V, 0Vを逆の端子に印加することで正回転、逆回転を制御している模様です。

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リード線をリモコンの受信機と仮接続して動作テスト。動作テストは子供に「リモコンのスイッチ押して!」と言って手伝ってもらいました。

動作テストの結果、黄・青のリード線が本来の動作と逆なことが分かりました。+側が黄色です。

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(記録用)

受信機のリード線を外し、モーター制御用リード線を半田付けします。さきほど反対回転していたことが分かったので色は逆に。同様に電源端子も外し、直接電源用リード線を半田付け。

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受信ユニットはバンパー後部にビニールテープで仮止め。しかしこのあとバックで直接受信機がぶつかるのでバンパー上部とリアウィングの間くらいに収めるように移動しました。

製作時間:約1時間半
子供の反応:最高、大興奮
費用:追加費用なし。
材料代:ミニ四駆(約800円)、エアロアールシー(約1000円)

ちなみに本家タミヤでは「ラジ四駆」があります。このままではバックが出来るラジ四駆でしかありません。

ラジ四駆のメカニズム

まだステアリング制御用モーターが余っていますから、なんとかして回転させることを画策中です。今のアイディアは2つ。

1) ヨーモーメント制御法
モーターを垂直にマウント、偏心重りをつけて直接ヨーモーメントを発生させる。
pros: 実装が簡単。
cons: 駆動がかかって滑っている状態でないと左右に回転できない

2) 横方向駆動方式
モーターを前後軸に平行にマウント、タイヤ風なものを設置させて直接左右に駆動する。
pros: 確実に回転。停止状態でも左右回転可能。
cons: 接地させる必要があるので実装が難しい。フリクションがある。設置の自由度が少ない

ステアリング機構を自分で作るってのもなんですし、それならエアロアールシーで良いわけなのでここは実装が簡単なところからやってみたいと思ってます。