リストラの限界

リストラとはrestructuring、つまり再構成とか再構築という意味ですが日本では従業員削減とほぼ同義に使われています。

概ね人事部門が考える人事制度や、こういったリストラ策は狙いとは逆の方向へ働きます。例えば「優秀な社員だけを残し、能力の低い社員に辞めてもらおう」と思った場合、必ず優秀な社員が先に辞め、残って欲しくない社員が残ることになります。

成果主義を導入し、「成果を上げればその分給料があがる、だから働く意欲も向上する」と思った場合、必ず「成果を上げなくても一定額を貰えるわけだからそれでいい」と今まで仕事を頑張っていた人が仕事をせず、社内でインターネットとメールとチャットに興じて定時であがるようになります。

今回54ヶ月(4年半)ということなのですが、おそらくその金額は年収に直すと2年分くらいになるでしょうから実質2年間働かなくとも暮らせるわけですね。うーん素晴らしい。早期リタイアしたいと考える人にはまたとないチャンスです。

ZAKZAK

ソニーは、過去に実施した早期退職が技術系社員の競合他社への流出を招き、自社の技術力低下につながったと判断した。

結局こういったリストラ策は限界があります。なぜなら自発的に応募させる形式をとるため、「自発性のある社員」から行動を起こすからです。自発性のない社員は、肩を叩かれるまでその椅子にしがみついて動こうとしないのではないでしょうか。

自発性のある社員は、この時代の潮流や会社の状況を理解し、新しいステップを踏み出すために色々な情報収集や策を練っていることでしょう。たとえそれが異業種や専門外のことであっても、アンテナを高くはっているはずです。きっとそういった人にとっては新興のブログ業界、ブログ産業も気になる存在ではないでしょうか。幸い、シックス・アパートでは丁度門戸を開いています。ぜひこの機会に一度、新しい世界を覗いてみませんか?

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