今回の名セリフ。
レイ「ハイネもあれ(フリーダム)のせいで討たれたのです」
討ったのは他でもない、ステラ・ガイアだって。事実のすり替えをするのはいけないですね。
そして今回の名シーン。
無言でデュランダル演説を聞くディアッカくん。
もちろんイザーク隊長も登場してましたが、二人ともセリフはなし。気になるのは右隣に赤服がいましたね。今後出てくるのでしょうか、そうなるとちょっと面白そうです。
今まではザフトvs地球連合の図式だったのですが、連合に組したオーブが敗れ、連合の中心的な存在だったネオの部隊も壊滅した今、新しくザフトはロゴスという武器商人の共同体を新しい敵と認定して、新しい戦争を開始することを宣言しました。一方PKO活動、第3勢力のアークエンジェルはその戦争を制止するために発つという転換点です。そして来週はミネルバ+インパルス vs アークエンジェル+フリーダムの一騎打ち。勝敗が決するようです。キラ・フリーダムは今回十分に研究されていたので分が悪いですね。これでようやく安心して次の機体、ストライクフリーダムの出番になるのでしょう。インパルスも無傷では済まず、デスティニーの登場になるわけでしょうね。
それにしても軍隊にありながら敵(ステラ・デストロイ)と戦わず、正義もなく、自分中心の論理に固執するシンというキャラは本当に救いがないです。アスランも情けないし、引退老人から復活して精神的に強くなったキラが一際輝いて見えますね。結局主人公はキラ?
ネオは今回明らかにムウ・ラ・フラガということが認定されました。DNA鑑定で本人に間違いないということですが、記憶は綺麗さっぱりありません。でも性格は一緒。さて今後どうなるんでしょうね。
ディアッカマン
>レイ「ハイネもあれ(フリーダム)のせいで討たれたのです」
>討ったのは他でもない、ステラ・ガイアだって。事実のすり替えをするのはいけないですね
『討った』のはガイアですが、『討たれる原因を作った』のはフリーダムでしょう。
日本語としては何も間違っていません。
あと単純に、キラの失敗はガイアの武装だけ完全に破壊することができなかった
ことくらいですかね。
武器破壊は完全にやるから意味があるものであって、
たった一機といえども武器を残してしまえば、
今まで武器破壊にとどめていた全ての機体が、その一機に討たれてしまう
こともありえるわけですし。
>それにしても軍隊にありながら敵(ステラ・デストロイ)と戦わず、
>正義もなく、自分中心の論理に固執するシンというキャラは
>本当に救いがないです。
見えない真実 の
『戦うべき時には戦う必要がある。自分たちすら守れない 、普通に、平和に暮らしている人達は守られるべきです!』
これがシンの正義なんでしょう。
そして、施設のことなどでシンの中ではステラも加害者としてよりも
被害者としてシンは受け取ったようなので、ステラも『自分が守るべき存在』
になったんだと思います。
自分の正義 ならば、シンは第一話から一貫してそれを貫いていますよ。
フリーダム、AAを討ったのも、動機がステラのことだとは言え
行動自体は軍人として正しいものです。
tnoma
ディアッカマンさん、コメントありがとうございます。
コメントを貰うのはなかなか貴重なので、大変嬉しいです。
さていくつかコメントを。まず「討った」事実だけを考えると直接的に行ったのはステラ・ガイアですし、ハイネ・グフとステラ・ガイアとはフリーダムが介入する前から戦闘状態になっています。その戦闘状態にキラ・フリーダムが関与はして原因になったかもしれません。しかし敵対して直接的行動を行ったのはまぎれも無くステラ・ガイアです。しかしレイはそれをおいといて、間接的関与かつ原因だけをピックアップして他の事実をフィルターしたことが作為的だったと考え、事実をすりかえたという表現をしてみました。
キラ・フリーダムは常に戦闘ではdisarm、強制的な武装解除、もしくは無効化を目的としており、相手を殺すということは考えていません。逆にそれが今回命取りとなったわけですが。デストロイの場合は結果として武装無効化ができませんでしたが、これも途中でシン・インパルスの邪魔が入ったというのも間接的な原因ではないかなと。まあ結果的にはキラによりステラが死んだと解釈できますので、シンの憤りも理解できます。ただ、そのステラのせいで3都市に住んでいた何百万という罪の無い『戦うべき時には戦う必要がある。自分たちすら守れない 、普通に、平和に暮らしている人達は守られるべきです!』だった民衆が殺されていた事実には向かい合っていません。命は量ではないですが、主観的といわざるを得ないでしょう。守るべきか弱い一人の存在が強大な力を持って、何百万という無力な命を奪うというジレンマに向かい合って悩んで欲しいところだったのですが。
軍人としては規律を無視し、それを上層部が咎めることもないということは軍隊という特殊組織を崩壊させる糸口になってしまいます。事実ルナマリアはそれを指摘、諦めています。軍規は軍隊という特殊な組織を運営させるために必要不可欠なもので、一部において正しく、一部において正しくない行動をとった場合「スーパーエースだから許される」ことは通常ありません。SEED DESTINYでいえば、明らかに自分の信じる道と異なっても命令だからと従い、最後まで軍人として死んでいったトダカ一佐が本当の軍人といえます。シンはその意味で軍人とはいえません。フリーダムを討ったのは「たまたま」ザフトの命令と合っただけです。デストロイのときは命令違反、「敵を間違えないで(敵はフリーダムではなく、デストロイ)」と念を押されたのにも関わらずです。
正義は、客観的かつ多数的なものだと思いますが、シンの正義は主観的かつ、少数的です。シンの中では正義なのかも知れませんが、もう少し大きな視野で考えると疑問が出てくるのが正義というものの特質です。例えば歴史を振りかえれば当時正義とされたものが、後世では悪となることはままあります。
アスランがいつも迷っていて、優柔不断に陥っているのはそうした正義の特質に翻弄されているからでしょう。もう一つの理由としては「自信がない(もてない)」ことに由来しています。自信がある人ならば、間違っていてもそれが「正しい」と強力に我が道を行けるはずなのですが、カガリは離れ、戦闘能力はキラに劣り、あげくにシンになめられる始末ですから立ち止まって振り返ってばかりいます。もうちょっと頑張ってもらえると、物語がより面白くなってくるのですが。
自分が歳をとっているというのがこういう見方をしている理由の一つだと思います。どちらかというとトダカ一佐に近い歳ですので。立場や見方など人により解釈が異なるのは当然のことなので、今後ともよろしくお願いします。