逆境ナイン3,4

逆境ナイン 3 (3) 逆境ナイン 4 (4)

日本帰国早々まず買ったのがこの2冊。

いいか、よく聞いてくれ。総務省が2005年5月17日に発表した「ブログ・SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)の現状分析及び将来予測」によると、2004年度ブログサービス市場は0.6億円。これが2006年度には6.1億円、つまり約10倍に成長する。そして2004年度ブログソフトウェア市場は0.9億円。これが2006年度には18.5億円、つまり約20倍に成長すると予測している。そんじょそこらの記者や、ブログに書いてある数字ではない。日本政府が公式に発表した数字なのだ。反論があるなら総務省政策統括官(情報通信担当)情報通信政策課の担当者に問い合わせるがいい。

しかしだ、現状この波にのまれてしまっていないか?当然クレームも10倍から20倍もくる。仕事量だって10倍、20倍は当たり前だ。20倍?明日から20倍なのか??いやそんなことはない。2年後に20倍になるってことは、1年後でたったの4.47倍。一月に直せばたったの1.13倍だ。高利貸しだってトイチ(10日に1割)というではないか。一月に一割など、このビグザム量産化の暁にはものの数ではないわ!

機能要求の数も半端じゃない。一方時間はない、人はいない、無理難題ばかりだ。普通に考えれば出来るはずがない。一体だれが出来るっていうんだ。ふ、これはなんだ?なんなんだ、あれだ、あれが来たんだ。そうだ、

逆境だ!!

そう、無理難題はやっても出来ない。ならば休日も子供の攻撃をさけながらPCに向かい、終電を逃してホテルにとまろうと思っても仕事が終わらずに結局赤坂で赤い朝日を見ることになったとしても間に合わないかもしれない。凄く出来るエンジニアがたくさんいるチームが出来た場合の立派度はせいぜい「ちょっとは褒められるかもしれないが誰も覚えてはくれない」程度だろう。しかしエンジニアは足りない、時間もないなか出来ないことをやり遂げたとしたら、その立派度は「超立派」「会社の誇り」「業界の誇り」を飛び越えて、

伝説!!

となるに違いない。そうなればはっきりいって、歴史に名が残る!!
そのためには毎日のこまい逆境なんかにいちいち全力でぶつかっていたらどうなるっ!?
時間は限られている。どでかい目標に向かっているときはいちいち構うなっ!
振り払って進んじまえっ!!

この経済大国といわれる日本をはじめとし、世界中が物質や利益優先の価値観に染まっている時に、人間の魂が失われようとしているこの時代に、ブログという技術を通して、物質や金だけではない魂の大切さを訴えるのだ!

人間には元々ひとりにひとつずつ魂がある。やる気を出すには「やる気波動(やるきパルス)」を共振させればいいのだ。しかし間違っても「負け犬パルス」を伝達してはいけない。「毎日毎日つまらない仕事ばかりだけど、給料貰えるし安定しているし人生ってこんなもんさ」とスポーツ新聞や夕刊紙などに同調しながら通勤列車に揺られているサラリーマンはこのパルスだ。このパルスに染まっていると、いつか会社は潰れるぞ!

今俺たちが頑張っているのは定時を迎えるためや、給料を貰うためだけではない!歴史を作るためなのだ!そんなの無理だって?論理的に考えればそうなるかもしれない。幾億の人間がいるなか、歴史に名を刻むことは宝くじがあたるよりも難しい。しかし、

無理が通れば道理は引っ込む

男の戦いとはなんだ?常に自分の限界との勝負ではないのかっ!
自分の枠を超えないやつに勝利はあるか?
成長はあるか?
新たな目標は出来るか?できるわけがないっ!!

なあ大宇宙よ!!!

・・・というような事が書いてあります。多分。

p.s.

ちなみにこの逆境ナインの目標は甲子園の優勝旗を持ち帰ることですが、これを奥様に話したところ

「かっちゃん、みなみを甲子園に連れて行ってね、というやつ?」とか言いました。

そんな生温い漫画と一緒にするなーーーっ!