今回はSEED DESTINYシリーズ前半最大の山場でしょう。名セリフだけではなく名シーンが一杯詰まってます。
トダカ一佐「これまでの責めは私が負う。貴様はこの後だ」
「すでに無い命だと思うのなら、思いを同じくする者を集めてアークエンジェルへ行け。それがいつかきっと道を拓く。」
「頼む。私と今日無念に散った者たちのためにも。行け!」
この後、キレて種割れしたシンがトダカ一佐の乗る艦橋をぶったぎって空母は沈みました。シンが両親、妹を亡くした後にオーブからプラントへと送ってくれた恩義のある人を自らの手で殺めてしまう業の深さ。この事実を彼自身が知ることになった時、一体どう思うのか。そして自らの強大な力により自分と同じ境遇の人間を作り出すことをどう感じるのか。良心の呵責に耐えられないときに、行き場がなくなることでしょう。
アウル・アビス「今日は緑かー」
赤、青、緑と取り揃えております>インパルスガンダム
レイのザクウォーリア、中破、左腕がもがれる。
フリーダム、アークエンジェル登場。
シンのインパルス、アウルのアビスを撃破、爆発。
スティングのカオス、キラに頭、手足をバラバラにされ、戦闘不能。
カガリに向かって、一般兵士のおたけび。
馬場一尉(オーブ軍防空隊隊長)「・・・おわかりかーーー」
「我らの涙と意地、とくとご覧あれー」
ルナマリアのザクウォーリア、大破。ルナマリア負傷。
馬場一尉のカミカゼアタックでミネルバ主砲破壊。
シン、ソードシルエットに換装してオーブ軍をばったばったと破壊。
キラ「なら僕は君(アスラン)をうつ」
ザンテツケンばりの剣さばきでアスラン・セイバーも頭、手足バラバラで戦闘不能。
アスランいわく、アークエンジェルとフリーダムの介入は確かに武力戦におけるルール違反で混乱させることは間違いないです。しかし逆にそういった従来の戦争のやり方、考え方(仕掛けてきたのは地球群)に縛られてカガリの真意を、涙を解することができないカタブツアスランに幻滅したキラは力をもって排除してしまいました。キラが以前の大戦(SEED)では今のカガリのように泣いてばかりいたのですが、その後の引退老人生活を経、再び戦いの場へと戻ったときに達観、成長したのに対比するとアスランはまだ迷い、同じところをグルグルと巡っているようです。そしてその結果がセイバー、バラバラ。
作り方、見せ方としては今回BGMの使い方が非常に効果的というか、BGMの丈に合わせて絵コンテを切ってあるようで、よく盛り上げていました。たった30分の番組、実質22分ほどしかないのにこれだけの内容の濃さにはまさに脱帽でした。そしてENDINGへと続いていくのですが、今回は特別に英語バージョン。気配りが行き届いています。もっともLIFE GOES ONのときもアレンジが数種類あってその回に合わせて変えていたのですけれども。
来週以降どんな展開になるのか、再び大期待ですね。サイコガンダムちっくなデストロイガンダムに、デスティニー、ストライクフリーダム、インフィニットジャスティスなど新MS目白押しです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ORIGINAL SOUNDTRACK I
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ORIGINAL SOUNDTRACK II