機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-16 インド洋の死闘

ガンダムのエントリーばかりという指摘があるものの、またしても「ガンダム赤字」(ガンダムの感想文エントリーがたまってしまうこと)状態なので気にせず行きます。

今回の名セリフ。

アスラン「力を持つものなら、その力を自覚しろ」

順当にいけばこれなんでしょうけど、ここはあえて

名も無いパイロット「エリザベスー(ちゅどーん)」

です。

結局シンはなんで戦っているかっていうところが曖昧で、本人は戦争が嫌いで戦争の犠牲者ぶっているわけですけれどもやっていることは戦争そのもので、自己否定の矛盾に陥っているわけです。この戦闘行為そのものを肯定するために「ヒーローごっこ」をしたわけですね。

今回は今までのキラ・フリーダムの戦いととても対照的に演出をしているのが、雑魚キャラ、ウィンダムの撃墜の仕方でしょう。明らかにコックピットを狙ってますし、コックピットを外した場合は2発、3発とトドメをさすべくして打ち込んでます。さらには逃げるかのようにしているウィンダムすら後ろから撃つし、そんなこんなで30機全部を全滅させてしまうわけです。

これじゃあやっている事は「ごめんね、強くってさぁ」のアビスのアウルとなんら変わらなくって愛すべき主人公キャラとはいえません。そこでアスランのセリフになるわけです。まあこのセリフも元々はアスラン自身が前作で気付かされたことなので受け売りですが。

さて、今回はバンダイ様にとっても嬉しい戦闘シーンメインの回です。ウィンダムという端整なMSが一杯でてきて、しかもノア仕様のカラバリまで登場で一粒で二度美味しい状態です。久々にグーンも登場しましたが、やっぱり雑魚キャラでした。合掌。ザクウォーリアを水中にってのも無理ありますねえ。ガンダムが水中で戦うのにバズーカもって出て行ったのを思い出しました。