「惚(ほ)れた」と「惚(ぼ)けた」は同じ漢字を使うんだねー、というのが今日の始まりでした。惚れると惚けるは紙一重なんですね、惚けてなければそうそう惚れられないということでしょうか。
さて、今日のメインイベントは「Today」です。Todayって英語のTodayです。日本語に訳すと「今日」。しかしこの言葉が曲者。ところで今日っていつからいつまでのこと?
普通に考えると今日は今日一日のことであるから朝から夜までです。ではサーバーへのアクセスの今日というのは何時からスタートするのでしょう?
通常のサーバーログの場合は簡単なので0:00から23:59までを今日とします。しかし現代社会における深夜型の生活では寝るのが 2:00くらいなので、ログでいうと二日に相当してしまいますね。
英語で "Today's access"とあった場合、それは一体いつからいつまでのことを指したらいいのでしょうか?
これを「一日のアクセス」としてしまった場合、混乱が生じます。一日というのは24時間なので、例えば今が夜9時だとすると、前日の 21:00から今日の21:00までを一日としなければなりません。
しかしログを考えるとややこしいです。0:00で切れているので、昨日のログのうち21:00以降の部分を切り出して、今日のログとマージする必要があります。ログの数だけみると「二日分」必要なのです。「一日」なのに「二日」いるんです。これはおかしい。
で、Todayの意味を調べました。Todayは一日ではない!なぜならこんな例文があったのです。
Today I'm the chaplain at the prison.
現在の私の職業は刑務所の教戒師だ。
別に一日警察署長とかではないのです。Todayは現在という意味がありました。
Today the '60s is easily glamorized, but there was also a lot of bad stuff going on in those days.
今日、60年代は美化されがちだが、悪い面も多くあった。
ここでさらに衝撃の事実が。Today=今日なのですが、これは「きょう」とは読みませんね。「こんにち」と読むのが正解です。
Todayにしても、今日にしても、2つの意味があったのです。それが今日一日のイチニチと、現在を表すコンニチ。
それであればさきほどの "Today's access"はどうなのでしょう。
「コンニチのアクセス」
となるわけです。じゃあコンニチってどれくらいの期間を指すのでしょうか?
さきほどの例文「今日、60年代は美化されがちだが、悪い面も多くあった。」から考えても今日(きょう)とか昨日から始まってないことがわかります。つまりTodayとかコンニチというのは過去から現在まで連続的な時間を表す言葉だということが分かりました。
ですから「今日のアクセス」のログが2日以上あっても全然不思議はないってことですよ、奥さん!
(続く)