今日のTVで以下の会見を見たのですが、声がひっくりかえっちゃうくらい激昂してました。
和解を受けて緊急来日した中村教授。充血した目で「高裁は山ほど提出した書面をまるで読まず、最初から和解金額を決めていた。これで正義の判断といえますか」と声を荒らげ「これだけが言いたくて日本に来た。日本の司法システムは腐っている」と切り捨てた。
これ以外にも日本社会は「文系社会」だといって批判してます。一方でアメリカは「理系社会」だといっています。
よく歴史を思い出すとアメリカ合衆国創設に尽力したベンジャミン・フランクリンは科学者でもありました。雷が電気であることを発見して、避雷針を発明したそうです。避雷針は大学の電磁気学の期末試験で出たくらい重要なものです(笑)。
話は戻って、半永久的で消費電力も少ないLEDで欠けていた色が青。RGBからすべての色を出せるので、青色を出すのは研究者の夢であったわけです。TVでテリー伊藤がうまいことをいっていて、「松井がホームランを打ったからって、チームやチームオーナーの手柄になるのか?」。研究者はファシリティがなければ研究が出来ないのはいうまでもないです。しかしそこでホームランを打つのは研究者自身であって、ファシリティを持つ会社ではないわけです。
本人貢献度5%という前例を作った罪は大きいです。
てろ
日本の経営者どもは、自己中で腐っている。
景気がいいときは、終身雇用といって、滅私奉公を強要していた。
しかし、景気が悪くなると、実力主義・成果主義と言い出して、急に雇用ルールを変えてきた。
技術者は、確かに分が悪い。
車の量産車には、100万円だすのに、全てオーダーメードのソフトウェアーには、100万円だすのを惜しむ。
形のないものへの価値観の低さは、LED以下だと強く感じる。
まさかず
和解に応じず、最高裁へ持ち込んでほしかったですね。
・既にアメリカで生活基盤を築き上げているのですから、金に困っているわけではない(と思う)。
・和解額を考えれば、裁判の結果どうなっても弁護士費用はまかなうことが出来そう。
と思うからです。
自分の手元に8億円来ると考えても、
・最高裁判決で100億円(50%ね)を勝ち取り192億円で研究財団発起or別財団(日本赤十字とか)へ寄付
・単純に8億円だけもらう
のとでは大違いと思うのです。これでは研究者は「日本では自分自身の発明の5%しか評価されない→外国企業ならもっと評価されるかも→技術流出」となり、国益の面からも大きな損失となるでしょうね。
そもそも発明対価604億円/中村氏への支払命令200億、つまり404億円が会社取り分ですから、さらに192億を差し引くというのは二重取りのような気がするんですがね。
まー、裁判官も「今の自分の業績が最優先。あとのことは知らん。」ってとこでしょうね。
てろさんのいわれるとおり経営者もそれがあてはまると思います。ウチの会社もまさに腐っていますよ。
でも、技術者はまだ世界に通用する技術を持っているから、極端な話どこかで生きて行けると思いますからよいと思いますよ。
事務系はそうはいきません。表現悪いですが結局のところ「”日本国における”法律による制限をいかにクリアするか」で飯食っているわけですから。。。
もちろん、国際的に通用するスキル(トレード関係とか)もありますよん。特にMBAとっていれば引く手あまただしね。
とはいえ、そのような一部の人を別とすれば、仮に日本沈没(そんな映画があった。あ、今からかわぐち先生の「太陽の子」か?)になったときに飯食えるスキルがあるか?ってことを考えれば一目瞭然。
というわけで、とりあえず消防車の運転とポンプの取り扱いは覚えたナリ(笑)
あ、正式なライセンスは無いから、あくまで自社工場内ですよー。とほほほほい。
かけ
こんなんあります↓
中村修二は「産業スパイ」だった…のか?
http://yamazakikoutarou.gooside.com/nichia-nakamura.html