なぜそれでも家を建てるのか?

一戸建てはおろか、マンションすら買わない・買えない自分です。

Goodpic: 生活の質を向上させる情報化時代の「欲望のエデュケーション」

私見だが、日本の住空間に関しては「土地付き一戸建て住宅」の購入を目標とする習性をそろそろ切り替えたほうがいい。自由に売却できず、そこに住まなくてはいけないのであればその土地を自分の資産であろうとなかろうと関係ない。むしろ空間そのものの質にもう少し目を開いた方がいい。

この習性に強烈な疑問をぶつけているのが建築家の宮脇 檀さん。

それでも建てたい家
それでも建てたい家 新潮文庫
宮脇 檀

タイトルは「家を建てたい人」向けのようですが、内容はまったくの逆です。マンションを買わなければならない、一戸建てを得ることが人生の最大にして最良の選択であり、幸福になる唯一無二の手段だという幻想に捉われた、われわれ日本人へ大いに警鐘を鳴らしています。

家を買う人も、買わない人も必読です。