結構便利、使いやすいと好評のSO505iSのディスクジョグ。確かにハードウェア的には優れていると思いますが使ううちにユーザーインターフェース(ソフト側)に辻褄があってないところがあることが分かりました。
一番おかしいのはボリュームコントロールです。どんなオーディオであってもツマミは時計回りが音量アップ、反時計回りが音量ダウンで統一されています。しかし標準設定では逆なのです。ですから音量を上げようとすると音量が下がっていくという妙なことになります。
一方、メニューですが、時計回りさせると中に表示されているオブジェクトが反時計回りに回ります。これが混乱の元。フォーカスが時計回りさせると実質上から下へと移動するのですが、フォーカスは中央に固定されているので、相対的にメニューリストが逆に、下から上へと移動します。その結果メニューリストが概念的にオブジェクトとして円にマッピングされている仮想円盤が反時計回りに回るのです。
アドレス帳や漢字変換候補などはディスクジョグを時計回りにまわすと、上から下、左から右へとフォーカス自身が移動します。他にもフォーカスをディスクジョグで移動する場合はこれにならいます。これは自然です。
以上から一番の問題は音量調整だけなのですが、2番目のメニューもフォーカス固定で相対的に逆回しするのも混乱を招きます。まわす操作に対して画面上の動きが逆なのですから。
メニューの中でディスクジョグの操作を逆にする設定も可能ですが、上記がすべて逆になるので意味ありません。おのおのの場面で設定を可能にするか、せめて音量だけでも逆にして欲しいです。