劣化ウラン弾と放射能汚染

そのあと、劣化ウラン弾について少し調べてみたところ、かなりブルー入りました。
劣化ウラン弾による被害の実態と人体影響について

実際、日本やドイツでは劣化ウランではなくタングステンが使われています。しかし、アメリカは劣化ウランを使っています。その理由は単純です。  タングステンは原材料費と加工費が高くつき、これに対して劣化ウランは「ただ」同然に安い値段で手に入るからなのです。濃縮業務のトップリーダーであり最大手であるアメリカでは、過去50年間にすでに50万㌧という膨大な量の劣化ウランが作り出されて、廃棄物として貯まり続けており、非常に安い値段で材料を入手することができます。また、劣化ウランという核廃棄物を他の国にばらまくことで処分もできてしまうという一石二鳥の効果があるのです。

生物化学兵器も安価に作れて、効率良く大量殺戮できるがゆえに国際法において禁止されています。今回のイラク戦争の大義は、イラクが生物化学兵器を生産・貯蔵しているということから始まったはずです。

禁止されてないものは確かに使ってしまうものでしょうが、早く禁止しないと、世界はとんでもないことになります。原子力発電所のシュラウドのひび割れなんて、目じゃないですよ。

最近、北朝鮮の核攻撃に備えて(まじで)、放射能汚染があった場合の対処法を調べていました。

原子力発電所で放射能漏れ事故が起きた時のために

原子力事故時におけるヨウ素剤予防投与の実施体制の概要

原子力事故時のヨウ素剤の服用

原子力発電所の場合は、発生源が特定できることからこのような対処方法が有効だと思われますが、核攻撃の場合はどこに落ち、風向きなどによりどの地域に大きな影響が出るかはその時になってみないとわかりません。そこで家でも安定ヨウ素剤を常備するか、安定ヨウ素が含まれる食物である海藻類を食べることで内部被爆を最小にしようと考えてます。

放射線Q&A

海藻抽出ヨウ素

ところが、劣化ウラン弾はどうもちょっと内部被爆の様子が違うような。

肺に入った劣化ウランの微粒子は、まず肺組織に付着します。エアロゾル化した劣化ウランは、そのほとんどが不溶性の酸化ウランの形態を取っていますので、血液に非常に溶け難く、そのため長期間残留します。残留した劣化ウランはアルファ線と呼ばれる放射線で周囲の肺の細胞を損傷し続けます。
(中略)
これまで、ウラニウムは比較的早く、尿または糞便に排出され、一時的な被曝後も速やかに体内のウラニウム濃度は下がるとされてきました。しかし、帰還兵の追跡調査の結果、体内に劣化ウランの破片が残されたままの帰還兵はもちろんのこと、戦争時に被曝しただけの帰還兵からも、被曝から7年が経過した後でも、通常よりも高い濃度で尿中、あるいは精液からウラニウムが検出されるのです。 おそらく、肺に残留した劣化ウランの微粒子が、徐々に血流に入りこみ続けることで、慢性的な体内組織の汚染を引き起こしているものと考えられます。

吸い込んだら最後、残留して排出されないということです。お手上げです。まじでニュートロンジャマーかコスモクリーナーが必要です。

除去方法ですが、
アフガニスタン劣化ウラン被害調査カンパ・キャンペーン

従って、コソボなどでの劣化ウラン被害は、地表から50センチ程度をはぎ取れば大半を取り除くことが可能であると見られます。もちろん、50センチの表土を取り除くなどはたいへんなことですが、過去にそれは行われたことがあります。
 中部太平洋のビキニ環礁や、チェルノブイリ原発事故の被災地の一部で、表土剥離による除線を試みた実績があります。
 91年湾岸戦争では、既に使われてから12年もたっているので、除染法は残念ながら大きな効果は期待できませんが、汚染のひどい場所はその方法で被曝低減をはかることは可能です。

 ところが誘導ミサイルなどへの劣化ウラン使用は、そういった”望み”さえも奪い去るものです。
 バンカーバスターは地中100メートルにも達します。その他のミサイルも、着弾と同時にほぼ全量の劣化ウランは地中から大気中にかけて、広範囲に拡散していきます。これでは除染法さえ想像もつきません。
土壌そのものの汚染は、長い時間をかけて引きおこすヒロシマナガサキにほかならず、これを大量破壊兵器といわずして何を大量破壊兵器というのか、といった思いです。
 劣化ウラン兵器は、劣化ウラン機銃弾、劣化ウラン戦車砲弾、巡航ミサイル、誘導ミサイルなどに「拡散」していっています。

かなり望みうすです。

かなりやばいですよ。どうすりゃいいんだ?