機動戦士ガンダムSEED Act.40 (第40話) 暁の宇宙(そら)へ

新しいカテゴリGUNDAMにしました。

さて。今日は登場の機会に恵まれない「ディアッカ」くんにフォーカスしてみましょう。

元々ザフトのエリートだろう「ディアッカ」くん。クルーゼ隊に配属されて、MS(バスター)の奪取に成功します。そして新造戦艦アークエンジェルと奪取できなかった1機、キラ操るストライクを他の3人、アスラン・ザラ(一応ダブル主役のうちの一人)、二コル(かわいー、育ちのいい、ピアノが弾ける)とプライドたかすぎなイザークと一緒に追い回す。プライド高いイザークはクルーゼがアスランを贔屓にするのが気に入らない。軽口をたたく性格のディアッカはそんなことはどうでもいいが、それをけしかけるのが楽しいのでイザークと一緒にいます。

ディアッカくんはバスターの長距離ビームを活かして、アークエンジェルを直撃したりと結構活躍しますが、結局は取り逃がすことに。地球に下りたアークエンジェルを2度目に追い込みますが、ニコルがアスランをかばってキラに殺され、アスランはキラもろとも自爆。そんなに目立った中で、バスターは電池切れで機能停止、あっさりと降伏しちゃいます。ディアッカくんにとっては戦争とはお仕事であり、電池切れになったらお仕事できないので素直に投降。あっぱれな軍人です。

アークエンジェルに囚われた彼は、相変わらず軽口をきいてます。しかし軽薄ぶりはそこまで。コーディネーター嫌いのキチ●イフレィと、好きだったトールが殺されたことで逆上したミリアリア2人が襲い掛かってきて、マジ震えます。そうです。彼は軍人なので、捕虜は捕虜として人権があり、しばらくしたらザフトへ帰れると思っていたからです。ところが切れたナチュラルが、しかもカワイイ女の子がナイフ(フォーク?)やピストルで襲ってきて、私怨を晴らそうと向かってきたのです。そりゃもうびっくりです。自分はミリアリアの彼トールをやってないし、誰がやったかすら知りません。だいたい戦争で誰かが誰に殺されたなんてことをいちいち考えてなんてやるもんじゃないと思っていたはずです。

さらにびっくりなのは、そのミリアリアが身をはって、自分を守ったことです。もうナチュラルのやるこた、全然わかりません。考えてみればプラントで育った彼はナチュラルと接したことはなかったのでしょう。しかもカワイイ女の子。気になってしまいました。

アークエンジェルはアラスカの基地に入ったものの、捕虜である自分を解放しません。なんでやーと思っても所詮捕虜の身。誰も構ってくれません。アークエンジェルのクルーもアラスカでは船から降りられずにピリピリしてましたけど、ずっと独房に入れられて、メシの配給も忘れ去られることもしばしば。南極条約に違反しているぞ!(そりゃファーストガンダムや)と思ったとしても、なんも出来ません。というか一体何日ずっとこの独房に入れられてたんでしょうか。その間考えることといえば、ミリアリアの行動と言動のことです。

そんなときに、ミリアリアがメシを持ってきてくれました。犬だってメシを食わせてもらえれば恩義を感じます。育ちのいいディアッカくんが恩義を感じないはずがありません。ますます気になります。もうこの時点で完全にノックダウンです。

そんなアークエンジェルはアラスカでドンパチやったあげくに、またオーブに逆戻りです。オーブからアラスカ1往復。その間、ディアッカくんはずっと独房です。なーんもすることありません。もう考えるしかありません。

そんなディアッカくんに突然の朗報。「解放よ」。え?なんで?地球連合だったはず、ザフトの敵だったはずのアークエンジェルがいつのまにかに地球連合から離脱してます。というか、地球連合からオーブごと攻め込まれてます。一体どうなってやがんだ??これなら地球連合軍の捕虜だった、ついこないだの時の方がましです。南極条約で(しつこい?)人権が守られているはずだから。それがなんの後ろ盾もなくなり、天涯孤独でオーブにおろされてしまいます。こりゃたまったもんじゃありません。しかも地球連合軍からミサイルの雨あられ。丸裸じゃいくらコーディネーターだって、しんじゃいますよ。どうする?

唯一彼が操れるのはバスターのみ。バスターはオーブのMSメーカー、モルゲンレーテの工場に運ばれていると聞きました。そこで、彼が生き延びるための最大にして唯一の手段。それはバスター奪取です。

ドサクサにまぎれたのか、それともそこは彼のコーディネーターとして、ザフトのエリート軍人としての能力をいかんなく発揮したのか、はたまた2回目だったからか、あっというまにバスター奪取に成功です。さすがです。平和ぼけのオーブの人たちなんて、彼にとってみたら赤子も同然だったのでしょう。このときの彼のスマートな活躍は本編ではさくっと省略されていますが。番外編でDVDの発売が待たれます。

バスターにのって、とっとと逃げればいいものの、一宿一飯の義はきっちりと返します。そうです。アークエンジェルの援護です。一応エリートの彼は考えているはずです。アークエンジェルは今は地球連合軍じゃなく、自分が戦っている相手は地球連合軍だから、道理は通ると。

ところが相手はハンパじゃありませんでした。見たことのないフリーダムというMSと、さらに地球連合の新型3機が入り乱れています。そこへ現れたのが新型MS、ジャスティスを駆るアスランです。こりゃびっくりです。しかもアスランは「個人的に」アークエンジェルの援護をするっていうのです。カッコいいです。伊達です。ディアッカくんとは大違い。

地球連合の3機の新型が去って、アークエンジェルに戻ってみると話題の中心はもちろんアスランです。しかもよく見るとフリーダムのパイロットもいるじゃないですか。あれ、二人は知り合い?もう、全員が二人に興味津々です。自分のことなんて誰もかまってくれません。ミリアリアも構ってくれません。問題になっていたトールの死はアスランがやったことが明確になります。「俺じゃないのわかってくれたよね?」くらいに声をかけたところ、「そんなことはもう問題じゃない」とミリアリアに突き放されます。男をあげるつもりでアークエンジェルに帰ってきたのに、無視されたあげく、男を下げてます。ディアッカくん、がっくしです。

そして今日、Act.40の放送です。

第2回目の攻撃が始まりました。もちろん出撃です。バスターのビームで地球連合のMSを一気に何十機も焼き払います。さすがです。第2回目の攻撃で、オーブは決断をします。アークエンジェルをマスドライバーに載せるべくマスドライバーのある「カグヤ」へと撤退します。そこでディアッカくんはキラとアスランと同画面の中に収まります!やった!!でも

「一緒に(宇宙へ)行こう、アスラン」
「(ディアッカをちらっと見て)みんなで一緒に探せばいいよ、それ(守るもの)をさ」

まだキラに名前すら覚えてもらってないようです(涙) というか、まだ話しを交わしたことがないようです。それなら戦闘で存在をアピールしようと思いますが、空中戦には向いてないといわれてアッサリとアークエンジェルに収容です。出番がありません。いいところナシです。

やっぱり次回くらいにキラに声をかけないと、まずいです。
今日のディアッカの日記にはこう書かれるでしょう。

「今度キラにあったら、自己紹介しよう。どう自己紹介しようかな。『あー、おれ、ディアッカっていうんだけど。そうそう、バスターにのってる。覚えているよねえ、ずっと前から戦ってて、直撃とか食らわしたことあるからさ。』、、、うーん、こりゃまずい!どう言えばいいかな『と、友達になってください』とかじゃ変だし、、、ミリアリアに相談に行こうかな。それがいいよな。ナチュラルのことはナチュラルに聞くのが一番」。そう、当然ディアッカはまだキラがコーディネーターということを知らない(はず)。

ああ、来週のディアッカの活躍が楽しみだ。