もう今日はすっかりゲワイ(Get Wild)である。その理由はようやくGet Wild36曲入り「Get Wild Mafia」を入手、ずっと聴いているから。脳内でゲワイ汁がドパドパでており、ある種の陶酔作用があるようだ。1曲をきいているだけなのに時間があっという間に過ぎる。
Get Wildのルーツはお祭りソングである
音を重ねて重ねて、長くして長くしてという歴史を30年繰り返し、ついに「曲」ではなくジャンルとなったと言っていいだろう。J POPや演歌、クラッシックといったものと同じ「ゲットワイルド」というジャンルとして確立したのだ。
その結果36曲入り4枚組のアルバムとなっている。同じ曲を36曲入れるというのは気が狂っているが、同じジャンルだと考えればさほど問題ではない。
最長の曲の時間はついに30分に到達しようかという27分12秒。歌い出しの「アスファルト」まで18分33秒、つまりイントロが18分オーバーである。3分の曲であればなんと6曲分に相当する。
明日に震えたavex
そんな状況の中、不覚にもミスが発生した。それは同じ曲が2回入ってしまったというのだ。
NEWS | TM NETWORK Official4/5発売「GET WILD SONG MAFIA」をお買い上げ頂きまして誠にありがとうございます。 Disc-3の2曲目に収録予定でした「Get Wild 2015 -HUGE DATA-」がDisc-2の8曲目に収録されている「Get Wild 2014 ("30th 1984~ QUIT30" Version)[2014/12/10 東京国際フォーラム]」と同じ音源が収録されていた事が発覚致しました。 楽しみにされていた皆様にはご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
このミスだが、届いたCDをみても一見ミスがわからない。というのも音源は同じなのだが、曲タイトルが違うし、なにより曲の長さが違うのだ。
Disc2-8 11分16秒
Disc3-2 11分53秒
TK SoloからGet Wildに流れて入ってくるライブ音源を切り出して収録しているので、どこからがGet Wildであるかまったくわからない。だが、それがライブ版Get Wildのいいところなのである。それだけにおそらく切り出しが違う2バージョンが混在し、どれがどれだかわからなくなってしまったままマスターに回されてしまったのではないか。
曲を聴けば違いがわかるだろ、という指摘もあるが、そもそも冒頭の37秒分はまったく違う。すっかり安心して3分以上をきいてようやく木根さんの実際にひいているギターフレーズがあり同じじゃないのか? 気づく。というか、正直この指摘がなかったら私は10年は同じと気づかなかったに違いない。
Get Wildはお祭りである。
お祭りだけに、このような些細なミスは大したことはない、むしろライブ感が増して、聴衆がお祭りにインボルブされている感が増す。
そもそも間違いをいいはじめたらウツ(宇都宮隆)の歌詞間違い、てっちゃん(小室哲哉)の弾き間違いはザラであり、それがライブの醍醐味である。そもそもキネ(木根尚登)さんに至ってはエアギターだったじゃないか、まあファンは全員知っていたけどね。曲が収録されてなかったとしても、エア曲だからね、で済む話なのである。
TM NETWORKのCD「Get Wild」に間違ってGet Wildが混入
そもそもこれはマニア向けの商品である。プロFanksが分かって買う商品なのだ。ラーメンに例えていうならば、ラーメン二郎に対するジロリアンの関係性である。
それだけに Get Wildアルバムに 同じGet Wildが混入した事件は、事件ではなく、イベントでありそれも含めてゲットワイルドなのである。ゲワイ!