ゲームのきまり

中学生となりましたが、まだまだ心は小学生。隙あらばコンピュータゲーム三昧、iPadに Nintendo 3DS、Wii Uと枚挙にいとまがありません。

疲れたらゲーム、やる気ないからゲーム、暇だからゲーム。ゲームゲームゲーム。

これに母親が怒り心頭、どうにかしろとのお達しがやってきました。そこで子供とご相談。

自分の中学生時代を振り返る

自分の中学生時代、36年前を振り返ってみると何をやっていたかというと。プログラミング雑誌をかってきてはポケコン・パソコンにコードを打ち込み、ゲーム三昧。ほとんどが短いプログラムで繰り返しが基本、そして掲載されるゲームは投稿ものなのでそもそも品質がバラバラ、いやほとんどクソゲーといっても過言ではありません。

数時間かけて入力したゲームが面白くなかったときの落胆と怒りといったら、いかほどのものか。

そうしてなら自分で作ってやる、とプログラミング言語、当時はBASICを覚えて自分でシューティングゲームを作り始めます。できるものの、いかんせん、遅くてゲームにならない、というかつまらない。これは処理速度に問題がある、もっと早いのはないのか、コンパイラだ、マシン語だとなり、ゲームをしたいがためにプログラムがはかどり、結果として現在のエンジニア人生の礎となっています。

そんな父なので、子がゲーム好きなのはもう仕方ない。もともともっている素養を殺す、欲求を抑圧するのはむしろよろしくない。ゲームが好きという気持ちを大事にしながら、文武両道に励んでほしいわけです。

中毒か自制か

私が嫌いなものに喫煙があります。喫煙が一番嫌いなのは、その多くの人が自制できない点。つまりニコチンが切れたら補充しなきゃいけない、その欲求はその他のどんな欲求よりも強く、抗うことができません。というか抗えたら禁煙は苦労しません。アルコールで例えると、アルコール中毒と同じ、ととらえています。

ゲームもたしなむ程度なのか、それとも中毒となって自制できないのか、これによって大きく対応が異なります。射幸心をあおったゲームでは中毒性が高すぎ、もはや自制ができない状態になってしまったら。そんなときはもう隔離病棟しかありません。

子供に喫煙の中毒性の話をしたあと、こう聞きました。

私「もし突然前の人が、何の断りもなくタバコ吸い始めたらどう思う?」

子「(煙いから)嫌な気持ちになる」

私「今君は何もいわずに3DSをひらいてゲームしはじめただろう。それってタバコと同じで中毒になっている証拠だ。私はそれで不愉快な気持ちになっている。中毒になっているのなら、治すために隔離するしかない。しかしゲームが好きというのは親子の血だから、そうしたくない。だから自制してほしい」

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(この撮影の直後、3DSを取り出しゲームをはじめた子供)

制定:ゲームのきまり

そこで子供を中心に以下のゲームのきまりを作りました。

1) ゲームは1日30分まで(すべての種類を含む)ただし土日は1時間
2) タイムスケジュール
 帰宅>宿題・予習(1時間半)>ゲーム(30分)>お風呂>夕飯
3) ゲーム時間以外でゲームをしない
4) もしきまりを守れなかったらゲーム禁止期間1ヶ月

子供は土日の1時間という線は譲れなかったようで、むしろこれが担保されたことで喜んでました。逆にきまりを守れなかった場合のゲーム禁止期間は「1週間くらいがいいんじゃないの?」といったのにむしろ本人が1ヶ月を主張しています。守るつもりがあるからというのと、そもそもそこまでゲームに執着していない、と本人の弁。

これでどうなるのか、今後の動向に注目してます。

とりあえず学力考査の結果が想定外に悪く、クラスで平均以下がショックだったようです。