とある自動車メーカーさんとの会話。
私「最近の若い人のクルマ離れはコスパが悪いと思われているからですよ」
メーカー「じゃ昔みたいにクルマ持っていると女の子にモテる、っていう方がいいですかね」
私「いえ、最近の若い子はコスパ悪いから恋愛離れなんです。」
メーカー「えっ」
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コスパの闇は深い...
私の中で結論はでていて、コスパしか考えない20〜30代世代は諦めること。
そこにどんなに広告費をつっこんでも響かない。それならもっと若い世代、10代に投資しようと。10代といっても6〜8年で免許をとれる年になる。クルマのライフタイムを考えるとたったの1世代分。
ただ経営者は任期の数年、株主は目先の利益しか追い求めないから、なかなかそういうの、やらないよね。
10代のいいところはピュアなところ。コスパなんて考えない。スーパーカーに狂乱した小学時代、むしろ価格が高いことがいいことだ、と思ったくらい。大人になってじゃあスーパーカーをかえるかというと、それはやっぱり買えない。でも憧れの気持ちだけは残った。だから10代に投資しよう。
今の子の問題は、生まれてからずっと後部座席に載せちゃうこと。そしてTV(DVD)みてる。運転に興味なんてないし、むしろ運転するのは労働、苦行とみている。そりゃそうだ、お客さんなんだから。
後部座席は苦行
我々世代は後部座席に乗るのが苦行だった。助手席は特等席だった。なんとかして景色がよく、広い助手席に座りたい、兄弟と喧嘩してもぎ取った(という私は長男だったので自然ととっていたが)。
だから後部ドアなんていらない、後部座席はもっと狭く、苦しく、つらい場所であるべきだ。そうすればなんとかしてもっと広い、景色もよくエアコンもあたって涼しい助手席に乗りたがる。
さらにいい場所がある。それは運転席だ。運転席にいけば、もっと楽しく、自由になる。そう子供時代に思えれば、免許をとりクルマをほしがるのは自然の成り行きだ。でも今はそうじゃない。地方では移動で必要だから、仕方なくとる。いやいや買ってる。
ミニバンとか5ドアだけ作ってたら、本当に滅びますよ。もっと狭くて不便なクルマをラインナップしないと。買えなくてもいいけど、横にあるべき。ショールームに飾っているべき。
・・・というお話。
(写真はイメージ。メーカーとは関係ありません)