「モトクロスごっこ」で、はじめてのオートバイ体験

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基本・公道二輪禁止の我が子は最近レンタサイクルにはまってあちこちで自転車乗りまくりですが、今回はエンジン付きの二輪。そうです、bicycleから auto-bikeへとステップアップし初のモトクロスに親子で挑戦してきました。

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(電動バイク、2010年@鈴鹿サーキット)

危ないからいかない

しかし反抗期の子供、一筋縄ではいきません。

私「今度オフロードのオートバイに乗りに行こう」

子「危ないからいかない」

(・・・やっぱりそうきたか)

ここで慌ててはいけません、想定の範囲です。

私「パパも一緒に挑戦するし、お友達の小学生も参加するよ。それにプロテクターを装備するから怪我しにくいし、大丈夫だよ」

子「わかった、いく」

こういうふうに親がいったときは何言っても無駄、ということを承知しているのか、意外とすんなりとOK。それでも心がまだ動いてないのは見て取れ、テンションは低め。

受付~参加

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(子供、テンション低め)

電話で事前に予約を行い、当日現地には9am集合。まずはクラブハウスで装備品を借ります。そうです、バイクから装備まですべてレンタル可能、手ぶらでモトクロスです。

⇒ 初めての方へ(1):モトクロスごっこ公式サイト

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受付、料金支払い後ヘルメット、グローブ、パンツ、ゴーグル、ひざ当てプロテクターをここで借ります。上着レンタルだけはないので、ウィンドブレーカーなど、埃っぽいところでも大丈夫なジャケットを着ていきます。

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クラブハウスからコースのある現地に移動して、ブーツとバイクを借ります。コースは川をはさんで反対側、歩くと10分くらいかかりそう。

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(ブーツとプロテクターを装着)

開会、準備運動、走行

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10amから開会、元モトクロスチャンピオンの福本さんがインストラクターです。

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まずはバイクの基本的な操作方法から。サラッとしかミッションの使い方をやらなかったので、今回ミッションが初となる子供は戸惑いまくり、エンストしまくり。

子「もう、わかんないよ!」

まあ、そりゃそうだよねえ、いきなりニュートラルだ、クラッチだ、1速は下で2速は上だと言われてもねえ。手とり足とりは教えてもらえないので、多少私がアドバイス。

・発進でエンストするのは1速に入ってないから

・クラッチ切っていればニュートラル(入れずらい)に入れる必要はない。キックでエンジン始動。

・1速でスタートしたら2速にアップし、あとはそのままギアをホールド。

・停止しそうになったらクラッチを切る

というコツを覚えたら、なんとか自分でエンジン始動、走行ができるようになってました。

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練習はまずはパイロン2本おいた小さなオーバルを左回り、右回りするもの。アクセルのON/OFFだけで曲がるやりかた、足の出し方からはじまり、ブレーキの使う場合、ブレーキをロック気味にしてスライドさせる方法、クラッチを切って完全にロックさせるブレーキターンとマシンを倒したままアクセルをあけてスライドさせるアクセルターンなど、段階的に練習。

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基本的なターンができるようになったら、お昼休み。

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「わかんないよ!」と最初テンション低かった子供もこの頃には、お隣の中学生とも友達になり、馴染んできた模様。

午後はコースへ

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午後はカルガモ走行、スタンディングポジションでコースへ移動。

小さなコースからはじまり、本格的なアップダウン、轍のある初心者用コース、フラットダートだけどスピードの乗るコースまで色々なコースを体験できました。

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私にとっても初のモトクロス。基本練習の成果で特に問題なくクリア。5速までシフトアップして速度をのせ、ターン手前でフルブレーキング&2速へシフトダウンと自分なりに限界に挑戦したり、ジャンプスポットではジャンプしたりと、超楽しい、コース楽しい!

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子供は轍や坂道でエンスト続きでしたが、エンジン始動は得意になったので特に問題なくコースを淡々と走行。後で

「お父さんは(心配しすぎで)僕を待ち過ぎだよ。一回も転ばなかったでしょ、ブレイブボードでバランス感覚を鍛えているからね。それに誰誰よりも僕の方が速かったよ」

とちょっと自慢げ。そうそう、こうやって尻あがりに調子にのってくるの、いいよいいよ。

上級者コース見学、後片付け

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最後は上級者がフリー走行するということで上級者コースを見学。速度といいジャンプの長さ、高さといいさすがは全日本クラスです。

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あれだけ飛べたら楽しいだろうなあ、でも怖いよなあ、こけたら間違いなくタダではすまないしなあ、と思いつつも憧れますね。見ているだけでも楽しい。

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最後は靴を洗って装備を返却して終了。

初モトクロスは親が楽しかった

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まあ明らかにですね、お父さん楽しみ過ぎです。

今回モトクロス走行は初だったのですが、この感覚はなんとなく分かります。小学生のころ、砂利道を自転車で爆走、ジャンプしたり、ブレーキロックさせてターンさせたりと、あの感覚によく似ていました。ブレーキングドリフトはやりすぎて自転車のスポークを曲げて、シャッコン、シャッコンとあたるようになり修理してもらったのですが、親にどうしてそうなったのか、本当のことを言いだしにくかったことをよく覚えています。まさかドリフトのしすぎ、だなんてねえ。

あとはRX-7でダートラやっていた時のトラクションの感覚や、ジムカーナのパイロンターンでのサイドブレーキの引き方と引くタイミング、これも役立ちました。意外とモトクロス、私に向いているんじゃないの、と。

もともとバイクはデュアルパーパスで林道もちょこっと走ったりしてましたし、基本好きなんですね。バイクや自分が汚れるのは好きじゃないのですが、これは子供も同じでした。埃っぽいのとか泥とか嫌いとか。

ということでコースを走っているときは一人で満面の笑み、テンションMAXです。これ、子供がこなくても自分できちゃいそう。

転倒も基本練習でバイクを倒した1回くらいしかなくて、無事に終われました。

あまりに楽し過ぎて、モトクロッサーを買いたくなるくらい。この「モトクロスごっこ」はそうやってモトクロスの楽しさを知ってもらい、バイクをかって、コースに走りに来るという啓蒙活動なので、当然といえば当然の流れですね。

当の子供はというとミッションに慣れてなくて「カートの方がいい」と最初消極的でしたが、「自転車と違って足をだしてバイクを倒しても、(アクセルあければ)前にすすめるから便利だね」と自分なりに分析してました。

今回はミッションに慣れるので精いっぱいだったので、これがギアを上げ下げできるようになれば彼の好きなスピードの世界が待っているので、より楽しくなるはず。様子をみながらまた乗ってもらいたいですね。

これは親子の参加者も多く、女性も参加してます。ということで、バイクのスキルアップ、モトクロスに興味のあるかたはぜひどうぞ。

⇒ モトクロスごっこ公式サイトへようこそ!