Perfume WORLD TOUR2 ドイツ参戦レポート(1) #prfm

Perfumeの海外ツアー、通算2回目となるWORLD TOUR2がヨーロッパはドイツ・ケルン、イギリス・ロンドン、フランス・パリで行われました。そのドイツ・ケルンに行ってきたので、そのレポートを。

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場所はCologne(コローニュ、コロン)=Koln(ケルン)。

ケルンの水

古くからローマ帝国直属の都市だったために、英語でいうところの「colony(コロニー=植民地)」にあたる不名誉な名前をつけられてしまったドイツの「Köln(ケルン)」もこのような例の一つで、フランス語では「Cologne(コローニュ)」と呼ばれ、「eau de cologne(=オー・デ・コロン=ケルンの水)」とはこの地が香水の産地だったためについた名前です。

香水(Perfume)の名産地だったので選ばれたのかどうかは定かではありませんが、なんとなく由緒正しい感じがしますよね。


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このケルンにシュツットガルトからアウトバーンを飛ばすこと約4時間。昼ごろに到着。チェックインしたホテルでは早速市内の簡単な説明。最初は大聖堂のある駅前繁華街、そして夜も賑やかな環状道路沿いの地域(後で知りましたが薬中が多く、犯罪が多いとのこと)。最後に「グロリア・シアターの場所を知りたいでしょ」と言われました。

「え、なんでそれを知っているの?」

と聞くとすでに数名の日本人がチェックインしていて、みんなライブ会場となるグロリア・シアターの場所を聞くからということでした。このホテルからグロリア・シアターまでは徒歩2~3分、とても便利なのでそれでみんな予約したんでしょうね。

チェックイン後荷物をおいて外に出ようとすると、日本人客が。こちらはPerfumeウィンドウブレーカー、通称シャカシャカを着用、お相手もJPN Tシャツという出で立ちでなんとも分かりやすく、お互いに「あっ、どうもどうも(笑)」みたいな感じで通じあってしまいました。

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時間はまだ1pm過ぎ、開場は7pm、ライブ開始は8pmなのでまだまだ時間はありますが、まずは会場偵察を...ってもう並んでる!

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一目みてすぐわかるピンクとブラックのツートンカラーのシャカシャカはこんな雨模様で肌寒い日にはピッタリ。まるで部活のようにPerfumeジャンパーにTシャツをつけた日本人に加え、普通の外人...いやここはドイツ・ケルン、内地人の方も並んでます。みんな早い、早いよ!

最初に並んだ人は前日入りし、朝から並んでいるということで...みんな気合いが入っています。前日偵察した方によると現地スタッフの方が「明日のPerfumeか!」というので「はい」というと中を見せてくれたとのこと。その情報によると定員は800名、ステージは小さく、会場は前が低くなるよう斜めになっているということ。これは期待できますが、盛り上がるとだんだん前にギューギューになりそうでもあります。

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まだ早いのとお腹が減ったのでまずは昼食。雨のケルンを歩きます...が余り歩きたくないのですぐさまアーケード内のイタリア料理屋へ。

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そして再び宿へ戻り、チケットを持ち完全装備してから再び列へ。並び始めは3pm頃。その時ですでに80名ほど並んでいました。

すぐさま2名ほど日本人が並び、「日本からですか?」「東京ですー」「川崎ですー」「川崎ですー」「あれ、近いですねw」という感じで世間話に花を咲かせることに。皆さんソロ参戦、経路は色々ですが驚いたのは英語は話せないとのこと。一人旅で誰も頼れないのに、Perfumeのためだけにドイツまでやってくるそのパワーと行動力、そして語学力ではないコミュニケーション力の高さが伺えます。

待ち時間が長いので、そのうちに前後に並んでいるドイツ人ともお話をはじめていました。

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パトリックくん、23歳。ベルリンとの間にあるエアフルトという街から来たそうです。今調べたら368kmの距離。 マンガ、アニメが好きでyoutubeを見てたら Perfumeに出会ったそうです。Perfumeとの接点は Youtubeのみ、CDやDVDは入手困難、iTunesはどうときいたらクレジットカードを持ってないので使えないそう。ケルンは決して近くない距離、そして一人でやってきたという行動力はやはり凄いです。

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ヨハネスくん、16歳。ベルリンから一家3人でやってきたそうです。しかもなんとお母様同伴で参戦。お母様、いいんですか?w

ヨハネスくんは日本文化が好き、組紐を8年くらいやっていて、最近は日本語のクラスをとっていて日本語も少しできるとのこと。もちろんマンガ、アニメも好きでこの夏は交換留学制度に日本にも来るそうです。Perfumeとの出会いはやはり Youtube。日本に来たらこちらでは入手困難なCD/DVDを買いまくるんだと意気込んでました。DVDのリージョンコード、大丈夫かな?

並んだ列は伸びに伸び、その列は繁華街の方まで。

▼Team Perfumeさん撮影

私も2:00前後に映っています。皆さん素敵な笑顔ですね。

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特徴的なのは女性の姿が多いこと。

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寄せ書きも回ってきました。みんな日本語で書いているし...まさに日本文化が世界に広まっているのを肌で感じます。これぞクール・ジャパン。

・・・

7pmを少しすぎて列が動き始め、ついに入場。

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物販はチケットゲートの中すぐ、とりあえず中に入って様子をみます。会場は・・・せまっ!

とにかく横幅も縦幅もなく、とくにステージは左右の緞帳が迫っており普段ステージ上に設けられる、かしゆかが長い髪を櫛でとかすので有名な身づくろいコーナーがないほど。PA席が入っているほどなので横幅は数メーター。まるで学園祭ライブのような狭さです。奥にはプロジェクター用のスクリーンで、多少造形物が左右にあった程度。

ステージ直前中央には大型のプロジェクターが設置され、フェンスは凸となっておりその部分だけ後ろに下がっています。最初はその周辺にとりつこうかと思ったのですが、なにせ回りはドイツ人とヨーロッパ人。身長180cmオーバークラスがごろごろしており、まさに世界の山脈状態。ステージからはほんの2-3メートルとファンクラブライブツアー並みの密集度ですが、オヤジにはつらそうなのでバックバック。ちょうど会場中央に階段が3段あり、その部分だけ高くなって視界がひらけるのでヨハネスくん親子と一緒に並んでいた方と共にそこに陣取りました。その後デュッセルドルフからやってきたという女性2名が後ろに来て見えにくいということなので前後入れ替えました。

普段日本人のライブ会場でも女性は身長的に厳しいのですが、今回はなにせ背の高いことで有名なドイツ人ですからね。でかいでかい。しかも最初はこの会場全部埋まるかどうか怪しいほどの出足の遅さだったのですが、ライブ開始の8pmにはギューギューに。よかった、前の方じゃなくって。

・・・

8pmを大きく過ぎてライブ開始。ワールドツアーのお決まり、Perfume グローバルサイトのリアルバージョン、Perfumeの3Dモデルの代わりに自身がプロジェクタスクリーンとなり、ユーザーが作ったPerfume衣装が投影されます。つまり

モデリング+テクスチャマッピング

リアルPerfume+プロジェクションマッピング

で実現化した瞬間です。そして怒涛のプロジェクター技術の応酬、カンヌで見せたあのパフォーマンスが目の前で披露されました! えええ、あのカンヌをこの学園祭ライブのような会場のこの距離で、見られるの!?

そしてSAMT(サムティー、Spending All My Time)のExtended Mixへ。SAMTといえば数万人を熱狂させるほどのエネルギーのあるナンバー、それをこの学園祭レベルの会場に投入ですよ、高エネルギーを圧縮するとどうなるのか。そりゃPerfumeを初めて見るドイツ人もはじけ飛びますって。

最初はアジアからやってきたアイドルを様子見するのかな、と思っていたのですが、もういきなり最高潮。そうです、彼らは日本からやってきた Perfumeを待ち焦がれていたのです。そしてなによりビックリしたのは女性の割合。

いつもの掛け声、男の子、女の子~の代わりにかけた「BOYS!」「GIRLS!」の掛け声、なんとGIRLSの方が声量がでかい。思わず Perfumeも「BOYS!」をやり直させたほど。それほど女性の割合、そしてパワーを感じられた会場です。

セットリストは以下。

M01 Spending all my time(Extended Mix)
M02 Magic of Love
M03 レーザービーム
M04 ポリリズム
-MC-
M05 Spring of Life
M06 SEVENTH HEAVEN
M07 スパイス
Handy Man
M08 だいじょばない
M09 エレクトロ・ワールド
P.T.A.のコーナー
M10 FAKE IT
M11 Dream Fighter
M12 チョコレイト・ディスコ
-MC-
M13 MY COLOR

EN01 LOVE THE WORLD

今回のライブ、「Handy Man」と「だいじょばない」を楽しみにしていたのですが、なんとHandy Manはまさかの衣装替え、Speed of Sound扱いで卒倒。しかしその後「だいじょばない」がきてテンションマックスです。

「だいじょばない」はその振付のスピードと動きの良さがお気に入り、とどめは最後のハイキック。パンチラ上等、ではなくもはやパンモロといっていいほどの潔さが男前です。

ヨハネスくんはレーザービームが特に好きだといってて、レーザービームがかかったときとても喜んでました。一曲一曲かかるたびに嬉しそうで、回りを振り返っては喜びを共有してたのが印象的。そうだよなあ、今までyoutubeの映像でしか見てなかったものなあ、それを生で、しかもこの学園祭ライブ的会場のどまんなかで見られるなんて、これほどの至福はないですよね。

アンコールはまさかの3択。「ねぇ」「GLITTER」「LOVE THE WORLD」の中から観客が選ぶことになったのですが、面白かったのが「ねぇ」の支持。「ねぇ」の熱狂的信者がやたらにプッシュしていて浮きまくり。拍手の大小で決めるのですが差は少なく結局選ばれたのは「LOVE THE WORLD」、あの振付が最強に難しいと評判のアレです。

アンコールのLOVE THE WORLDが終焉すると、多くのドイツ人男性が両手を高く上げ、その手でハートマークを作ってました。ボールドヘアー、ガタイのいいドイツ人男性が、です。1989年、ベルリンの壁をハンマーを両手に握りしめ壊していたドイツ人が、2013年の今、両手にハートマークです。まさに文化の壁をぶちこわす瞬間に居合わせてしまいました。これぞクール・ジャパンです、日本文化が壁を越えヨーロッパ大陸に躍り出た瞬間です。

そんな感慨にふけりながら、大きな問題にも気付きました。それは違法撮影問題。

(続く)

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