3度目のデビューをする森高千里。森高千里ライブにはじめて行ってきました。

森高「今日はじめてライブ見に来た人!」

私「はーい!」

森高「今まで何してたの!」

(ドキッ、え、レーザーディスク見てました、すみません。)

ということで中野サンプラザで行われた、森高千里ライブ ザ・NEW SEASON! - DO MY BEST - を見てきました。

結論から先にいうと、もう恐ろしい、末恐ろしい、なんなんだ、これは、もう森高千里としか言えない...

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森高千里デビュー25年で初めてライブを見に行けた今回、なんと前から5列目の席という幸運。

森高千里チャンネル - YouTube

youtubeの動画とか、公開収録CD/DVDを見ていたので昨今の43歳の森高千里は見慣れていたはずなのですが、いい意味で期待を裏切られました。

久々のライブで観客との距離感が微妙なyoutube公開収録。そうだよねブランクあるもんね、この中野サンプラザは1998年以来15年ぶりといっていた森高。しかしそんな微妙な距離感なんて皆無、完全に場をコントロールし、現役時代と変わらないほどの力強いパフォーマンスと終始笑顔がこぼれる楽しさに酔いしれました。

いい、これはいい、最高だ!

もうね、観客も凄いんですよ、高齢化が。メインは40代~50代、30代は若手、20代もちらほら。親に連れられて半強制的に参加させられている10代に60代の姿も。つまり10代から60代までのワイドレンジ。

バンドを務めるLOST IN SPACEは平均年齢52歳...最高年齢は58歳ですよ。

ところがひとたびライブが始まればそんなのお構いなし。

こういう曲もすっかりに似合い、年齢にみあってメローな雰囲気になるのかと思いきや。森高も観客も全開バリバリ。

ドラムも叩けば、

飛び跳ねるわ、もうなにこれ、あれじゃないですか。学園祭ライブでしょ。

舞台は電子的な演出なし、本人+4人のバックバンドというシンプルな構成。プロジェクタもビデオを投影したくらいで、本人の拡大投影もなし。

にも関わらず観客も年を忘れて大盛り上がりさせる熱量、これは時空を超えてる、年齢は関係ない、芯が違う、軸が違う。

MCも魅力的、一人でとうとうと喋れる上に観客との会話。人にきいといて、さっくりとあしらうそのツンデレぶりにまた驚きます。扱いに慣れているというか、なんというか。PTAのコーナーではないですが、踊りも教えてみんなで踊ります。特に圧巻だったのは「あなたは人気者」。

この振りをやろうというのです。でみんな素直に一生懸命やるわけですよ、ところがこの振りはブリブリのかわいい振付なわけです。40過ぎの腹が出たオジサンたちが千人以上まとまってやるとどうなるか。そりゃ気持ち悪いに決まっているじゃないですか、それをみた森高が・・・

きもっ(笑)

と噴き出してしまったわけですよ。あわてて

「(みんなで踊ると)気持ちいいね!(てへ)」

と補足するこのツンデレっぷり。もうなんていうか、虜にならないわけがありません。

これまでずっとパッケージソフトで森高をみてきましたが、この人のライブ慣れさ加減はすごいです。一目ぼれです、今すぐ結婚して下さい! といいたくなるレベル。しまった既婚者だし2児の母だった...

セルフカヴァーのシリーズは踊りも表情も控えめですが、ライブはもうはっちゃけてます。最盛期と変わらないといっていいでしょう。そのせいかちょっとぽっちゃりしたかなあと思っていたのがすっかり絞り込まれていて、なにより圧巻なのはその美脚。

あの美脚を見せつけられると、もうなんていうか、ノックアウトですよ、これはもはや暴力、犯罪レベルです、お巡りさんこっち、こっち!

ライブは一気呵成にフィナーレへ。本当に楽しく、森高さんの本当に楽しんでいる表情に癒されました。こりゃ現役当時、全国都道府県ライブを追っかけしたファンの気持が分かります。

最後はこんな感じで記念撮影。

いえい。

これだけのパフォーマンスを見せつけられると、なんというか人間離れしているとしか思えません。ロックです。パンクです。ポップですし、アイドルです。いい意味で「魔女」と呼ぶしかないかと。

自分の人生の中で、死ぬまでにしたいことのひとつ、森高ライブに参加することが叶って本当に感動しました。この感動を味わっていない人がいたら、ぜひ味わってほしい、レーザーディスクじゃこの感動は伝わらない、本物じゃなきゃダメ!

それでもDVD買うけどね。

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最後の最後の曲は「見て」。

「ちゃんと私見て、まだまだダメよ まちがいらだけね 観察たりないから」。

この曲、デビュー以降迷走していた森高がワンレンボディコン姿で学園祭ライブにたったターニングポイントの曲。上京してきてNEW SEASONでデビューした森高はその後病気に倒れ、ふっきって勝負に出たのが「見て/ストレス」だったのです。その意味では2回目のデビューといっていいでしょう。

そして今回25周年の最後の曲の「見て」。ここで改めて森高が宣言します。これからの「私をみて」と。つまりここで3回目のデビューをするぞ、という意気込みを感じました。

それだけにこれほどの充実したライブを繰り広げてきたのでしょう、易いところへ落ち着くのではなく、チャレンジをするぞと。ライブのタイトルはデビュー曲に「ザ」を付けた「ザ・NEW SEASON」、そして〆の曲の「見て」。森高からの挑戦状です。受けてたとうではありませんか。

またライブいきたい、そして「いくぞ!」で飛び上がりたい!

まさに今日は GET SMILEでした。ああ、楽しかった!


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