子供のお小遣いと無駄遣い

うちの子供は昨年からお小遣い制にしています。この目的は

  • 自分でお金の管理をすること(お小遣い帳の記帳)
  • 計算をさせること(暗算)
  • 無駄遣いを体験すること(失敗体験)
です。

我が家は4月1日よりお小遣い制に移行しました ([の] のまのしわざ)

ところが親の意図に反して子供は余り無駄づかいをせず、欲しいけど買えないというケースがこれまでありませんでした。こればお小遣いの他に祖父母からのお小遣いやお年玉が潤沢にあることが原因です。


しかし苦節一年、ようやくその時が来ました。

子供の所持金は2400円、欲しい潜水艦のラジコンは3400円。これを次の月のお小遣いを前借りして買いたいと言うのです。

本来ならば前借りはいけないのですが、これも一つの借金体験。ただしラジコンの購入はお小遣いをもらえる日、としたので正確には借金ではなく予約。

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それから一週間。

今度は水鉄砲が欲しいといい、買ってとおねだり。私の答えは決まってます。

お小遣いで買いなさい。

しかしそのお小遣いはすでにラジコン潜水艦で来月分まで使われています。自由になるお金はありません。

ここで初めて葛藤が生じます。

今すぐ欲しい、どちらも欲しい。

しかし両方を今すぐ手に入れる方法はありません。


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逡巡してようやくラジコン潜水艦を一旦諦め、水鉄砲を買うことに。これを買わなければ手元に2400円あることになるので、十分買えます。

ラジコン潜水艦は再来月に改めて買う、ということで彼は納得したようでした。

親からするとラジコン潜水艦も水鉄砲も似たようなものです。そのものの価値は本人しかきめようがないのです。だから親がどっちをどうした方がいい、なんてことは言わず、本人に考えさせ、決めさせています。

その上で失敗したり、後悔してひとつずつ経験を積んで、本人なりの価値観や判断基準を造成して行けばよいです。

無駄かどうかは本人が決めること。決断を人に委ねず、自分で行いその責任を自分でとること。小さな失敗を沢山して、成長していけるといいですね。

とりあえず、買った水鉄砲に大満足のようでした。ちょっと残念。