ビッツとフィットのどちらがいい?

久々に妹からメッセージ。車を買い替えようとして、現行ビッツか次期フィットが気になっているんだけど、どうかな、というもの。

妹は千葉に住んでて今乗っているのは初代ビッツ 1000cc 5ドア。よもや13年も乗るとは想像もつかなかったのですが、ようやく買い替える気になった模様。

当時は出たばかりのビッツとホンダ・ロゴで検討したのですが、結局ロゴがあまりインパクトがなくフランス人デザイナーがデザインしたビッツに軍配があがりました。とはいえ1000ccのエンジンはあまりに非力な上、アクセルペダルを全部踏み込んでもスロットルが全開にならない構造に驚いたものです。ペダルをひん曲げて全開にできるように直すDIYが流行ったとか。

さて妹が買ったビッツ、なぜか5速マニュアル。

リセールバリューを考えてATを勧めたのですが、妹はもともとMTで免許をとり、家にあったジムカーナ仕様シティに乗っていたのですが、その後デンマークへ赴任。ヨーロッパはMTが主流ということでこれまた3年間左ハンドルでMTを使うことに。そして日本に帰ってきてクルマを買おうとなったら自然とMTになったわけです。

もともと野間家は変わり種なのですが、さらにヨーロッパ生活でヨーロッパ的合理主義が身についてしまい「不要なものはいらない」という精神。リセールバリューを考慮してATを勧めたのですがMTの方が安いし、困らないということでMT。リモコンドアロックのオプションが便利だからと勧めても、「ドアロックできるんでしょ、なら不要」とつけず。さらには洗車道具を買いにいったときのこと。洗車バケツとスポンジを買っただけで、

「なんでワックスするの?」

といってワックスは買わずじまい。その後自分でほとんど洗うことなく、ガソリンスタンドの洗車会員になったので何度でも洗ってもらえるんだとか。合理的というかなんというか。

だからクルマの買い換えを勧めても

「まだ距離走ってないから」

「まだ動くから」

という理由で買い替えないのも道理です。

そんな妹が13年の月日を経て、ようやく重い腰をあげて買い替えようという気になったのだから珍しい。ビッツとフィット、まあどちらもそんなに大きな違いはなく、どっちでもいいんじゃないのと思いつつそこでピンとひらめきました。

そうだ「VW Polo」をすすめよう。

PoloはTSIとDSGの組み合わせはとてもよく、小型車としては高い完成度を誇ってます。勧めたところ

予算は140万円くらい...

Poloは200万円オーバーなのでいきなり予算オーバー、、、あらら、こりゃだめか。

と思っていたらあるじゃありませんか、プチプチフォルクスワーゲン。そうです、UP!です。


[▼Volkswagen Interactive

3気筒1000ccのエンジンに5速ASG、クラッチレスの自動変速付のUP! ですよ。

このASGがちまたでは評判があまりよろしくないのですが、もともとAT不要の妹にとっては逆にピッタリ。MT感覚で自分で操作するもよし、面倒なときは自動変速でもよし。燃費もいいし、サイズもコンパクト。VWなので当然安全性は高い、しかもお値段は140万円台から。

買うとまた10年以上乗ると思うので、クルマ選びを楽しんでもらいたいですね。