前回までのあらすじ流しのミニヨン・レーサー北川は賭けレースで捕まった浜田を拘置所から引き取った。そしてサラからの情報で次のビッグレースは木更津で行われることを知る。
アナウンス「君津~、君津~」
浜田「高尾といい、またエライ遠いところにきたもんだなあ」
学生「そうですね、クルマだとアクアライン渡ってすぐですけど、電車だとぐるっと内房線を回っていかないといけませんからね。」
浜田「で、例の大月模型ってどこにあるんだ?」
学生「駅からちょっと行ったところですね...あれ、北川さん、どこいくんですか?」
北川は相変わらず二人を無視し、スタスタと歩いていくが大月模型の方角とは違う。
北川「...公園だ」
浜田「え? なんでや、大月模型にいくんでっしゃろ」
北川「...ここのレースは公園でやるんだ」
浜田・学生「な、なんだって~~~~!」
▼太陽模型~君津・木更津のホビーショップ
北川が向かった先には舗装された公園があった。しかし人っ子一人いない上、当然ミニ四駆コースらしきものもない。こんなところでミニ四駆を、しかも賭けレースなどやるのだろうか。
日差しが照りつける中待つこと1時間。
遠くからリアカーを引く人がみえてきた...いまどきリアカーで荷物を運ぶなんて、珍しいと思ってみるとその荷台に積んであるものは。
浜田「こ、これは、ミニ四駆のコース!」
北川「そうだ、ここはゲリラレースなんだよ」
するとそれに呼応したかのように周囲からレーサーズボックスを抱えた男たちがわらわらと集まってきた。
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学生「こんな真昼間、白昼堂々公園で賭けレースをやるなんて...」
北川「フッ、まさかと思うだろう。そのまさかが起きるのが千葉だ」
公園は一瞬でミニ四駆レース場と化した。
浜田「警察の摘発はないんですかい?」
前回捕まった浜田はビクビクしている。大男なのに小心モノだ。
北川「ああ...あるよ、駐車違反のな。だから皆マナーよく駐車場に入れている」
浜田「うちらは電車だから安心ですな!」
レースが開始されようとしている時、忽然とある人物が現れた...
学生「ああ、あれは!」
消息を絶った学生の父は現れるのだろうか、そして闇の組織とは。
(つづく)
(ミニ四駆小説は2日に1回の更新予定です)
この小説はフィクションで、実在の人物・団体と一切関係ありません。賭けミニ四駆レースは法律で禁じられています。
ミニ四駆は株式会社タミヤの登録商標です。
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何かと便利。