ガンダムAGE最終回の感想と提案

毎週日曜日のお楽しみ、ガンダムAGEが終わって1週間。本当はもっと早く書きたかったのですが、多忙のためなかなか書けずじまいでしたが、感想と提案を少し。

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【作品としての出来】

ネット上では最終回終了後から多くの批判が寄せられたようです。その中で一番いいなと思ったのは「いいところを探そうぜ」というもの。余りにも批判が多く、さらには行きすぎた罵詈雑言に溢れすぎたことで逆にとても新鮮でした。が...

あれ、何かが違う・・・

個々の事象をアレコレいっても始まらないので、こうしたら良かったんじゃないか、という提案をしてみたいと思います。

【提案】

私ならこうした、こうして欲しかったという期待をこめての提案です。

ラスボスはですね、フリット爺ちゃんにしてほしかったのですよ。

爺ちゃんが余りに過去に囚われすぎて

「ヴェイガンは一人残らず皆殺しだ!」

宣言をした時点で完全に狂気の住人。ならば狂人として描き切ってほしかったのです。親子、孫との確執、近親憎悪というのは家族内であればよくあること。

「お前は何もわかっとらん!」

と爺に言われて「はいそうですか」という子供じゃもはや未来の活力もないも同然。

「なにを、このロートルが!」

と反骨しなければ失いかけている父性、野生がまさに消滅してしまいます。

ということで、狂人・フリットがプラズマ・ダイバー・ミサイルをぶっ放し、ヴェイガン、人間関係なく月面基地を破壊して欲しかったわけです。そして、SEEDのシン・アスカみたいに涙流しながら高笑い、

「やった、俺はやったよ、ユリン...」

というわけです。これで悪魔へ転落、周囲の信頼と尊敬を一気に失うことになります。

当然アセム、キオは反発し、完全に分断されます。そして狂人フリットがさらにヴェイガン本拠地への総攻撃を指揮、殲滅しようとまたプラズマ・ダイバーミサイル以上のビーム兵器をぶっぱなす計画を立てるわけです。

でここで海賊アセムの本領発揮、昔のよしみのゼハートと共闘。ディーヴァも地球連邦から離脱し、反乱軍として連邦に追われる立場に。

そしてアスノ家の由来について。

アスノ家が優秀なモビルスーツ工であるのは、実はEXA-DBを隠し持っていたためで、アスノ家があるコロニーがヴェイガンに狙われ、フリットの母が亡くなってしまった。しかしこの時EXA-DBは完全に失われたわけではなく、フリットのもつ携帯電話風デバイスに入っていたのであった。

そしてもうひとつのEXA-DBの伝承者はAGEシステムそのものであり、遺伝的アルゴリズム手法から最適化された新兵器を生みだすことが可能。しかしその運用を理解してなかったため、それまで真価を発揮できていなかった。

EXA-DBの守護神シドと戦い、負傷を負ったアセムがその後みたシドが進化していることから、このシドを生みだしたEXA-DBがAGEシステムと同等のシステムであることを直観、AGEシステムがEXA-DBの片割れではないかと疑う。

AGEシステムを解析し、EXA-DBであることを発見、過去すべてのMSのデータ、そして進化の過程の記録を引き出すことに成功する。

このデータを秘密裏にマッドーナ工房に引き渡し、最新最高のMSを製作。

一方フリットはセカンド・ムーン総攻撃計画をたて、実行に移す。もちろん目的は殲滅。

その作戦に対し、海賊船とディーヴァ、そしてヴェイガンのゼハートが立ちはだかるわけです。

フリットはマッドーナ工房に手を回し、最新最高、究極のAGE-1、スーパーAGEを奪うことに成功。X-ラウンダーの能力を活かしてゼハート、キオをコントロール下におき、セカンド・ムーン攻撃を繰り広げます。一方凡人であるアセムはX-ラウンダーコントロールが効かないために、スーパーパイロット能力で離脱。九死に一生を得て、実家に帰ります。

暴走するフリット、過酷になるセカンド・ムーン攻撃。ヴェイガン殲滅のためのレーザー兵器が起動、もはや絶体絶命の危機。そこへ一通のメールが。フリットの妻、アセムの母エミリーから。

エミリー「ユリンって誰」

フリット「えっ!」

アセムが告げ口したのでした。

エミリー「誰だっていってるのよ!」

フリット「いや、その...」

エミリー「あなたは一体誰のために戦っているのよ!」

フリット「いや、その、私の妻になる人...」

エミリー「ちょっと来なさい、いますぐ来なさい」

・・・セカンド・ムーン総攻撃中止です。

かくしてセカンド・ムーン攻撃は中止され、アセム、ゼハートの仲介によりヴェイガン、連邦の和平が成立し100年に渡る戦争は終結。表向きは「フリットは英雄!」となり、銅像が立つことに。

そしてフリットが亡くなり、アセム、キオがガンダム記念館の銅像の前に立ち、

アセム「やっぱりママには頭上がらないもんな」

キオ「おばあちゃん怖かったもんね」

と呟いて完結・・・

してほしかったなあ~。なんてね。

【感想】

ガンダムTVシリーズの最新作として、鳴りもの入りで登場したAGEでしたが、MSやプラモデルの出来がよかった割に物語の方はというと「子供向け」と「稚拙」を履き違えたところがあり、かなり粗雑な作りになっていた印象です。色々と面白くなる要素はあったのに、あまり伏線をうまく使えず、間延びした作り、そして最後はバカスカ人を殺していく脚本の乱れ方がとても残念でした。特にゼハートの残念っぷりは腹心フラムの無駄死に以上に呆然でした。

シドもね、なんでまた都合よくあらわれるのか...てかEXA-DBってどうなったの?

と突っ込めば突っ込むほど残念になってしまうので、提案という形にしてみました。これに懲りずにまたTVシリーズをぜひやってほしいですね。そうでなければ、ユリン、フラムが浮かばれません、ええ。

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