子供の頃の憧れ、「電子ブロック」が大人の科学の付録になってます。
その名も電子ブロックmini。
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大人の科学マガジンVol.32(電子ブロックmini) (学研ムック 大人の科学マガジンシリーズ)
電子ブロックの基本はそのままに、5x5の25パーツで構成されたミニマムな電子ブロックmini。
子供の頃、欲しくて欲しくて仕方なかったけど高嶺の花。せいぜい裕福な家に遊びにいって、回路図の構造などよくわからないまま、一生懸命組んでいたのを思い出します。「雨だれ睡眠器」が印象に残ってますね。
そんな高嶺の花の電子ブロックがお手頃価格、しかも大きさもお手頃になっているわけですからこれは食指が伸びるってものです。子供もそろそろこういうの、きっとできるだろう、そして子供は工学系に育てたいと思っているので今回はこれを作ってみました。
付録はキットになっており、簡単な組み立てが必要です。
スピーカーと基盤を裏面に取り付けます。その後配線、端子をブロックの方に取り付け。
電池ボックスの端子も取り付けます。
表面にはスイッチとスピーカーが見え、音量ダイアルを取り付けます。さらにこれに学研っぽい穴があいたスピーカーカバーを取り付けます。
ぐっと電子ブロック風になりました。
さらにダミーのメーター、回路図が印刷されたプレートを貼付けます。
裏面は入っていたダンボールの箱を切り出し、両面テープで固定して出来上がり。
チェック回路を組み、問題なく動作することを確認できたら、もう電子ブロック遊びです。これは定番「ウソ発見器」。人のインピーダンスが発汗によって変化するのをピー音の揺らぎで検知するもの。
ピーーーホゲーーー
みたいな音の変化ですが、汗よりも握り方で変わってきてしまうのが玉にきず。
子供は
「これじゃわからない!」
と憤ってました。そりゃあくまでも簡易的なものですからね。
色々な応用があり、回路図も25ブロックの割に豊富。復刻版電子ブロックがあったり、電子ブロックminiが2つあると出来る回路の例も紹介してあって、なかなか広がりがあります。
子供の疑問、
「回路ってなに?」
というのがあったのですが、うまく答えられず。回路ってなんて説明したらいいんでしょう。適当に
「部品と部品がどうつながっているかを示すもので、それを図にしたのが回路図だよ」
と答えた、電気電子工学科卒業生でした。すみません、要領をえず。
電気回路 - Wikipedia電気回路(でんきかいろ、英: electric(al) circuit)は、抵抗器(抵抗)、インダクタ、コンデンサ、スイッチなどの電気的素子が電気伝導体でつながった電流のループである。
まずは抵抗、インダクタ、コンデンサを理解してもらわないとはじまらないようです。
ミニ四駆で電池とモーター(抵抗)くらいは分かってくれてるかなあ?
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大人の科学マガジン Vツイン蒸気エンジン (学研ムック 大人の科学マガジンシリーズ)
7月末に発売になる次の大人の科学「Vツイン蒸気エンジン」、こちらは私も一部執筆させてもらいました。エンジン好きな機械工学系の方はぜひどうぞ!