「レッドブルレーシングのF1マシンが横浜元町を走る！」というのをF1仲間から聞き、いってきましたよ横浜元町商店街。
▼前代未聞の快挙！ F1マシンが日本の公道を初走行（動画あり） #f1jp : ギズモード・ジャパン
7am前に元町についたところ、すでに沿道のフェンス側一列目は埋め尽くされており、今日のイベントの混雑っぷりが予想できました。今回はプレス（取材）として入ることにして受付、ブリーフィング等を受けて再び沿道に出てみると。
人人人！！！
沿道はびっしりと観客に埋め尽くされ、プレスエリアへの移動も困難なほど。なんとか抜けて折り返し地点間際の位置をゲットです。
今回のイベント、震災復興支援のために行われたチャリティイベント。モナコからかけつけたスクーデリア・トロ・ロッソのセバスチャン・ブエミ選手を筆頭に、林文子・横浜市長らがまずパレードラン。
ちょ、パレードランなのに速すぎるよ！w
そして今回のメインイベント、F1マシンの走行です。
実はこの前日、幕張で行われた同じレッドブルのイベントでは、スタッフがF1マシンと接触・転倒するという事故が発生。幸い軽傷で済んだということですが、関係者は少々ナーバス。元々2本（2往復）の予定だったところに、観客が想定よりもつめかけるという事態を前に急遽1本走行に短縮。
MCピエール北川氏が1往復のみ！ とアナウンスしたとき観客はとても残念そうでしたが、それでも走ってくれるんです。この日本で、F1マシンが公道を走行するんです。
距離500m、制限速度は30km/h、1往復のみ。
（行き）
（帰り）
一番近くにきたときに音が途切れていますが、これはマイクの容量を振り切ったため。エキゾーストノートで耳がジーンとしたくらいです。
ほんと、あっけないほど一瞬の出来事だったのですが、日本で初めてF1が公道を走ったという歴史的な出来事に立ち会えたことに感動です。
見てください、この人だかりとカメラの列。溢れんばかりで万が一フェンスが倒れて車道にでたら、それこそ一大事。でも押しあうこともなく、みな大人しくF1マシンの走行を待っていました。たった1回の走行で、姿はみえず音しか聞こえなかったという人がほとんどだったのですが、それでもみんな貴重な体験を楽しんでいたようです。
正直これだけの観客が、たったこの１回の走行のためにわざわざ朝も早く、遠くからやってきたということに驚きです。これほどにF1の力が、クルマに力があったのかと思い知らされたほど。
「若者のクルマ離れが深刻」とよく言われますが、実際には逆で「日本車メーカーの若者離れが深刻」なのでは。
だってこれだけの人数ですよ。報道陣だって物凄い数来ていたし、公式発表では1万1000人と言われていますがカウントできているわけでもないし、さらには商店街に入れず溢れた人だっていたわけです。来たけど諦めて帰ってしまった人たちなど入れればもっと、もっと多かったはず。つまり日本にはクルマ好きがたくさんいるんですよ。
今回のさりげない協賛、ルノーの繰り出す WINDとメガーヌRS（ルノー・スポール）なんてまさにクルマ好きのためのクルマ。
見てすぐに「かっこいい！」「速そう！」と思わせるデザインはとても説得力があります。買える買えない、なんて些細なことなんです。だって、我々はなんてったって、
スーパーカー世代！
小学生がですよ、数百万から数千万円するようなスーパーカーをおっかけて写真とったり、スペック覚えたり、はてはスーパーカークイズに出たりしてたわけですよ。スーパーカーのバイブル「サーキットの狼」に出てくるスーパーカーが超かっこよくて、憧れてクルマが好きになったんです。
今回のイベントで印象的なのは子供たちの姿。もちろん親がクルマ、F1好きで連れてこられたということでしょうがよくみると自分でカメラを構えてとっていたり、とても積極的。そうです、クルマ好きの子はクルマ好きなんです。うちの子だって無茶苦茶クルマ好きで、そのへんの大人よりクルマのことよく知ってますよ。
目先の利益ばっかり追っかけて、夢のないクルマばっかり作ってきた結果が「若者のクルマ離れが深刻」なんです。その先の、小学生、幼稚園生といったコドモをターゲットして、夢のあるクルマを送りださないと10年後の未来は本当になくなっちゃいかねません。
それにはとにかく「デザイン」が大事。F1もそうですが、見てわかる、聞いて感じられるものじゃないと。
今ならまだ間に合う、ということを感じさせるとてもいいイベントでした。
イベント後は高校同期、F1仲間と中華街で飲茶、大黒ふ頭を軽くドライブして帰ってきました。楽しかった！ やっぱクルマはいいね。
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走行メモ
朝5:30am起床
5:45am頃出発
国道16号、保土ヶ谷バイパス、首都高速経由
6:45am位 近くの駐車場到着
14:00 戸塚（友人宅）
保土ヶ谷バイパス、国道16号経由
スーパーオートバックス（20分ほど停車）
1:45分で帰宅