今回は残りが少なくなったリアパッド(BRIG GH)の交換。
新しいパッドは BRIG RH(ラリーハード)です。
BRIGブレーキパッド | for COMPETITION
どれくらい無かったかとかというと、、、
残り1mm!
これはヤバいです、よい子はマネしちゃいけません!
パッド表面はこんな感じ。もはや機能してないですね。
新しいパッドを入れて、キャリパーをセットするのですがその際ピストンを押しこまなければいけません。フロント側は素直に押し込みますが、リア側はネジと同様右に回すことでねじ込んでいきます。
ラジオペンチでやろうとしたのですが、堅くで動かず。マイナスドライバーでなんと片側を回しましたがやりにくいことこの上なし。そこで我らが「もぎのしわざ」の茂木さんがSSTを持っているとのこと。早速お借りして楽々作業ができました。
ポッチがついていて十字の溝に噛むんですね。素敵。
お次はフルード交換です。
車検時にフルード交換、ホンダ純正DOT4でサーキット走行を1回したので今回ENDLESS RF-650(DOT5)に交換。
ENDLESS OFFICIAL WEBSITERF650はF1やWRC、パリ・ダカールラリーなど、世界のトップカテゴリーで実際に使用され、高く評価されているハイスペック・ブレーキフルードです。ドライ沸点323℃、ウェット沸点218℃という数値が示す通り、考えられ得るどんなハードな状況下でも、安定してペダル踏力をブレーキシステムに伝えます。
リザーブタンクに専用のボトルを使って逆さまに入れておきます。こうするとフルードが減るとその分上から落ちるという仕組み。
ブレーキキャリパーについているドレンからフルードを出します。同時にエア抜きもここでやります。今回ほとんど噛んでいませんでしたが。
あまりに久しぶりに自分でフルード交換したのでトラブル多発。
・フルードを使いすぎて足りなくなってしまった(Sさんフルード援助ありがとうございました!)
・ふと気付くとサイドブレーキ引きっぱなしだった(orz)
特にサイドブレーキは致命的で、本来はもう一度やりなおさなきゃいけないところですが、タッチは悪くなかったので今回は見送り。次回またエア抜きします。
ブレーキパッド交換は効果てきめん。軽い踏力でパッドがディスクにタッチしているのがわかり、そこから制動力が立ちあがっています。特にリアのタッチがグー。今までいかに効いていなかったがよくわかりました。
これなら安心してフルブレーキできますね。
走行距離 41630km
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RACE Queen Evolution [DVD]
ちなみに私ブレーキパッドは MARVEL時代を含めて一貫して BRIG一筋です。
BRIGブレーキパッド | 会社概要なぜラリー界でBRIGがそこまで定評あるブレーキパッドとして定着してきたかというと、そこには社長である丸山和彦の経歴が深く関わっています。実は、丸山は学生時代から夢中でラリーに取り組んできたラリーストなのです。自らドライバーとして、そして主催者側のオフィシャルとしてずっとラリーと関わってきた、そこから生まれた人間関係が、その後の丸山の進路を決めたのでした。
当初はショップブランドのブレーキパッドの販売から始まり、その後大手メーカーの代理店とのジョイントで独自ブランド”マーベル”を立ち上げ。しかし、ラリーという先鋭的な分野にいる丸山にとっては、大手ゆえの性能に対する自由度のなさを感じていました。結局、代理店との取引関係を続けながらも独立し、自らが描いた要求性能のパッド”BRIG”を出すに至ったのです。
自らのラリードライバーとしての経験は、ラリーイベントやパッドテストで、ドライバーがどのように評価し何を要求しているか、微妙なところまでのヒアリングに生きています。これこそがBRIGの特長であり、強みなのです。そのフレッシュな情報は優秀なエンジニアに伝えられ、素材や製法が決められ製品化されます。生産こそ大手メーカーですが、その中身は大手では及ばない内容を持ったパッドに仕上がっていると自負しています。