大人の社会見学として「わるなら、ハイサワー」でおなじみの博水社さんを訪問してきました。
まず驚愕の事実から。実はこのハイサワー、アルコール飲料ではないんです!
ハイサワーってお酒だよね?違いますッ! 違いますッ! もう1度言います! 違いまーす!! 決してお酒ではありません。お酒をわるための炭酸飲料です。居酒屋のお酒で「ハイサワー」というメニューがあるせいか、よく間違われます…。
「♪わるならぁ~ハイサワー♪」と、CMでうたっているように、ハイサワーはお酒をわるものですよ。
なんとなくお酒のイメージがあったのですが、「ハイサワー」自体はいわゆる清涼飲料水、炭酸飲料。あくまでもお酒を「割る」ものなんですね。ですからお酒にはなくてはならないコンパニオンであり、バディです。相棒となるお酒は定番はありますが「コレ!」と決めているわけでもなく、焼酎からウィスキー、はては泡盛、ワインまでなんでもいいんですって。あとは創意工夫とチャレンジ精神でお好みのカクテルを作り出すだけ。
泡盛とハイサワー、「島ハイサワー」は泡盛のキツさが抜けて、スッキリとても飲みやすい味。このスッキリさは一番搾りのレモンが効いていそう。一番搾りとはレモンをぎゅっとスクイーズした最初の一搾りのことを指していて、よく居酒屋さんで出てくるレモンと絞り器でやっていることそのままが、ビンの中に凝縮されています。
このレモン、シシリー島のレモンを使っているということで、シシリー島、シシリー、し+しり、尻・・・
はっ、まさかこのポスターはシシリーをイメージしているのか! ベタベタです。
ベタベタといえば、この30年間変わらないロゴ、こちらは先代社長直筆のレタリングでこれがトレードマーク。今年30周年を迎えたハイサワーはガンプラの歴史と同じ歳月を重ねていますが、ガンプラがこの30年で圧倒的にリアルに進化して静岡に1/1スケールガンダムを登場させたのに対し、当時の趣をひたすらに守り抜いています。とはいえ、実物大を超えた巨大ペットボトルを装備した営業車を実戦投入。
飛び道具? 巨大ペットボトル装備のハイサワー号(動画あり) : ギズモード・ジャパン
そのベタベタなカラーリング、造形、トラックにただただ圧倒されます。これほど「ベタ」さを前面に出してくるのはもはや深遠なる謀略か、天然しかありえません。
「この車、随分お金がかかっちゃって~、経理から怒られちゃった~」
と語る田中社長。いやこれは絶対相当かかっているはず。経理でなくともびびりますって。そしてこのベタベタなハイサワー号が街中を走るんですから、そのインパクトは計りしれませんね。
さてハイサワーに戻って、ハイッピーのご紹介。
ハイッピーとはレモンビアテイストのビールみたいな清涼飲料水。氷をいれたグラスに注ぐと泡泡がでてきてまるでビジュアルはビール。さわやかなレモンの風合いで甘くなくサッパリ爽やか系。なんでもキャバクラのお姉さんたちが酔わないためにこのハイッピーをビールと称して飲んでいるケースもあるとかないとか。ノンアルコールビールがビールじゃない上に美味しくないことを考えると、これはアリ。
ハイサワーの博水社 カロリーオフ、プリン体ゼロの炭酸飲料「ホップシリーズ」へようこそ!お酒と割って飲む「ホップ&レモン」「ハイサワーハイッピー」、お酒が飲めない時にそのまま楽しむ「あわふわ」の3商品。シーンに合わせてお選びください。
お酒が飲めない人もこれなら飲めるし、飲めない時に爽やかな味わいを楽しめます。とにかく、ハイサワーはそれ自体、清涼飲料水なのですから。
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博水社 ダイエットハイサワーグレープフルーツ 1L
私は今ひそかにはまっているのが、100%オレンジジュースをお土産で頂いたハイサワー(ダイエットグレープフルーツ)で1:1に割って飲む、炭酸オレンジジュース。100%オレンジジュースをクラブソーダで割って飲んだりしてたのですが、味が薄くなってしまうのが難点。しかしこれだと味は濃厚でなおかつグレープフルーツの風合いとちょうどまじりあって、mixジュースのような新鮮なテイスト。ORANGINA(オランジーナ)という炭酸オレンジジュースがあって大好きなのですが、イメージはあれに近いですね。
誕生から30年、知っているようで知らないことばかりのハイサワー、新しい発見がたくさんあって本当に楽しかったです。今回お招きくださり、ありがとうございました。
お酒をわるならハイサワーの博水社|ハイサワー誕生秘話
お酒をわるならハイサワーの博水社|ハイサワーってお酒なの?
お酒をわるならハイサワーの博水社|よくあるご質問サワーとチューハイはどう違うの?
基本的には一緒です。両方とも、焼酎やウォッカを、果汁または炭酸でわったものです。缶に入っているか、入っていないかの違い。缶に入っているのがいわゆる缶チューハイです。ハイサワーなら、自分の好きな濃さにお酒を調節できるのが、利点です。
お酒をわるならハイサワーの博水社|よくあるご質問サワーとハイサワーはどう違うの?(意外としらない)
29年前に弊社の社長が、焼酎をわるためのレモン入り炭酸飲料を考えました。 その時付けた名前が「ハイサワー」。もちろん商標登録も取りました。 当時日本でサワーを作っている会社は、博水社しかありませんでした。 でも、時代と共に巷にはいろんなサワーが発売され、サワーは一般名称へと変わっていったのです。
サワーって言葉は今では日本酒、ビール、サワーなどとメニューに普通に使われてますよね。でもハイサワーは博水社の登録商標。焼酎わるなら元祖ハイサワーでと言ってくださいね。通な奴だなあって思われること間違いなし。