やよい(弥生)の青色申告10がインストールできない時の対処方法

今年こそは青色申告だ!と「やよいの青色申告10」を買ってきました。

「やよいの青色申告10」をインストールしようとCDをセットすると、まず.NET Framework 3.5 SP1 をインストールします。ところがこの.NET Frameworkのインストールが非常に遅く、1時間以上まってようやくプログレスバーがいっぱいになっても終了せず。PC自体も不安定で、非常に遅くなって再起動するしかないという状態に陥りました。この対処方法がわかったので、メモです。

環境)
Windows XP SP2(SP3にバージョンアップ)

DELL Optiplex GX520
Pentium 4 2.8GHz メモリ 2GB
C: HDD(内蔵) 148GB (空き62GB)
E: 外付 USB HDD I・Oデータ HDCN-U1.0 (1TB、空き700GB)
K: 外付 USB HDD I・Oデータ HDCN-U500(500GB、空き30GB)
マッハUSB使用

[転送高速化] マッハUSB|ストレージ快適化計画|IODATA アイ・オー・データ機器

【 .NET Framework 3.5 SP1インストールの問題点】

.NET Frameworkインストール時、テンポラリファイルとしてUSB HDDのドライブを使っていると不具合が発生するようです。

.NET Framework 3.5 SP1 がインストール出来ない

USB接続機器の件を書いていてもしやと思い、USB2.0接続の外付けUSBHDD(インストール時の一時ファイル置き場になっていた) を外し、C:\にTEMPフォルダができるようにしてインストールしたら解決しました。 お騒がせしました。 ちなみに外付けHDDはバッファロー社製のマッハUSBというアプリを使用してつないでいるものです。

実際インストールするとUSB HDDであるE:ドライブのルート上にテンポラリファイルを展開してインストールしようとしていました。

対策)

そこでUSB HDDを利用しないようにするため、

1) テンポラリファイルの指定を内蔵HDD(C:ドライブ)に変更する

@IT:Windows TIPS -- Tips:Tempフォルダの場所を変更する

一時フォルダの場所を指すための環境変数には、TMPとTEMPの2種類がある。もともとMS-DOSではTEMP変数が使われることが多かったが、TMP変数を参照するアプリケーションも少なくない(UNIXの一時フォルダは/tmpなので、これを意識している)。現在ではいずれもほぼ同じような意味で使われているので、どちらにも同じ値をセットしておけばよい。


2)一時的にUSB HDDを不使用にする(接続を解除する)

私の場合、2)のUSB HDDを不使用としました。タスクバーの「ハードウェアの安全な取り外し」から、USB大容量記憶装置デバイス(マッハUSB)- ドライブ(E:)/(K:)を安全に取り外します、を選択。

usbhdd

その上でインストールするとテンポラリファイルはC:ドライブ上に展開され、.NET Framework 3.5 SP1は正常にインストールできました。

1)のTEMP/TMP環境変数を適切にセットする(例:C:\TEMP)と、その後のためにもベターと思います。私の場合は事後にセットしました。

【 .NET Framework 3.5 日本語 Language Packの問題点】

引き続き .NET Framework 3.5 日本語 Language Packをインストールしたのですが、インストール終了後「エラー」が表示されて終了します。「やよい」のインストール上は問題なく次の「やよいの青色申告10」のインストールに進めるのですが、気持ちが悪いので以下対応しました。

問題点と対策)

旧バージョンの日本語Language Packが残っているとエラーになるようです。以下を参考に古いバージョンの日本語Language Packを削除します。

ダウンロードの詳細 : .NET Framework 3.5 日本語 Language Pack

事前に プレリリース版 (Beta 版)の .NET Framework 3.5 およびその関連コンポーネントがインストールされている場合には、これらをアンインストールしてからリリース版の .NET Framework 3.5 をインストールする必要があります。
プレリリース版 版の .NET Framework 3.5 およびその関連コンポーネントをアンインストールする手順は以下の通りです。

1. Windows XP または 2003 の場合
コントロールパネルの プログラムの追加と削除 を選択し、以下のプログラムを以下の順序でアンインストールします。
- Microsoft .NET Framework 3.5 (プレリリース版) Language Pack - 日本語
- Microsoft .NET Framework 3.5 (Pre-Release Version)
- Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 1 Language Pack - JPN
- Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 1
- Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 Language Pack - JPN
- Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1

私の場合、
・Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 1 Language Pack - JPN
・Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 Language Pack - JPN
の2つが入っていたので、こちらを削除しました。
・Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 1
・Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1
以上については依存ファイルがあるため削除できず、そのままとしました。

削除後再び日本語Language Packをインストールすると正常終了します。

【Windows XP SP3について】

実は.NET Framework 3.5 SP1のインストール失敗についていろいろと試行錯誤する中で、Windows XP SP2だったのをSP3にバージョンアップしました。実際にはSP3にしても同様だったので、SP2のままでも上記対応すればインストールできたかもしれません。

実際には「やよい」自身のインストール不具合ではなく、Windows環境の問題だったのですが、なかなかわかりにくいですね。結局トラブルシュートに一晩かかってしまいました。

世の中的にも困っているひとがいて、こんなつぶやきも。

Twitter / yuji_ohta: やよいの青色申告がインストールできない。メールサポー ...

twitter.com_yuji_ohta_status_8050969201

インストールできないと、本当に深刻ですよね。
このメモが参考になれば幸いです。

やよいの青色申告 10
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