高千穂:高千穂神社の夜神楽と朝の幻想

神話の里、高千穂の中心、高千穂神社のご紹介です。

高千穂神社 - Wikipedia

古来「十社(じっしゃ)大明神」や「十社宮」などと称されて来たが、明治4年(1871年)に「三田井神社」と改称、更に同28年(1895年)現社名に改称した。

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高千穂神社

御祭神は、上古高千穂皇神と申し上げ別名十社大明神という神号で親しまれています。十一代垂仁天皇の御代の御創建で、六国史にも掲載されている国史見在社です。天慶年間には高千穂十八郷八十八社の宗社として、特に往昔、武神、農産業、厄払い、縁結びの神として広く信仰を集め、鎌倉幕府をひらいた源頼朝は、畠山重忠を代参として天下泰平の祈願をし、皇室発祥の聖地に対する尊皇のまことを表しました。境内には、この時重忠が手植えした樹齢約800年の秩父杉(目通り1.8m、高さ55m)がそびえている。

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まっすぐにそそり立つ杉が立派です。
朝はちょうど日が差し、陰影がくっきりとしてそれが朝靄とあいまって神々しさを醸しだしていました。


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ここ高千穂で特徴的な注連縄、右から7,5,3束になっているものです。七五三にも通じる数字でこの一体はほとんどこの形式の注連縄になっています。

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夜神楽

高千穂に伝承される夜神楽は、「高千穂の夜神楽」として国の重要無形民俗文化財に指定され、天照大神が天岩戸にお隠れになったおり、岩戸の前で、あめのうずめの命が舞ったのが始まりと伝えられるものです。古くからこの地方に伝承され、秋の実りへの感謝と翌年の豊穣を祈願し、11月の末から2月上旬にかけて三十三番があちこちの神楽宿で奉納されます。

高千穂神社では観光振興のため毎晩「観光神楽」が行われていて、お客様が1名であっても開催されるとのこと。

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演目のひとつ、「御神躰の舞」は本来子供が寝静まった深夜に行われるもので、その内容も18禁のかなり具体的な内容との話。察するにエロスが相当極まっていると思われます。エロス文化が少なかった時代はまさに「夜の楽しみ」、さぞかし盛り上がったことでしょうね。観光神楽ではそのエロス部分はゴッソリ割愛されているので、子供でも安心です。18禁の具体的内容が知りたいですね。

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立派な寝殿造の建物で、彫刻も精緻で素晴らしいものばかりです。

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この寝殿造や彫刻の違いをみて回るのも、高千穂観光の醍醐味のひとつです。

次はいよいよ高千穂峡の予定。

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