ブログ5周年記念:5年を振り返る

ドタバタしてましたが、2008年6月15日でめでたくブログ開始5周年を迎えました。

まさかこんなに続くとは。以下歴史を振り返って、所感などを。

2003年 6月 ブログを開始。自宅サーバー、USEN利用。
2003年 8月 子供が産まれる
2003年12月 サーバーをgroup4.co.jpサーバーへ移管
2004年12月 ソニーを退社
2005年 1月 シックス・アパートに入社
2005年 4月 ドメインをshiwaza.comへ変更。コンテンツはリダイレクトして、自宅サーバーへ。
2006年11月 シックス・アパートを退社
2007年 1月 GIZMODOライター活動開始
2007年 5月 News2u入社
2007年10月 F1富士でアクセス集中、Yahoo!砲を食らう
2008年 6月 5周年を迎える

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当時「ブログをはじめると会社を辞める」という噂がありましたが、まあそれに漏れずに2度も転職してますね。

始めた頃はまだブログじゃなくって、Weblog(ウェブログ)と呼んでいて、2005年に「ブログなのか、ウェブログなのか」論争があったり。しかしその後すぐに「ブログ」が一般用語となって浸透し、何も説明しなくても「ブログ」で通用する世の中になったのは本当に驚きです。

はじめてからずっと続けてこられたのも、読んでくださる皆様のおかげ。本当にありがとうございます。今は会社役員、職業ブロガー個人ブロガーの3つのワラジを履いて日々活動していますがブログ熱はとどまることを知らず。この調子でどこまでいくのか、やれるところまでやってみたいですね。

これだけブログ、ネットメディアが台頭してきて最近気になるのはやはりオールドメディアとの軋轢。アメリカでは「ブロガー」が新しいメディアの1つとして認知、社会的な役割を担う存在となってきているようですが、日本でどうなるかはまだまだ未知数です。メディアの社会的役割そのものがアメリカと日本とで違うので、日本では日本なりのブログ、ブロガーの位置づけとなるのでしょう。ただこれだけ逆境が吹き荒れると、いちブロガーとしてここが踏ん張りどころかな、と感じています。

たとえば昨今の秋葉原無差別殺人事件における、いわゆる一般人の写真撮影、中継放送(動画ストリーミング放送)が問題となっています。報道関係者と一般人を分けるものは一体何があるのでしょう。

道徳?

節度?

理念?

個人がメディアを手にすることが出来る現代、メディアになることの敷居が下がることで今まで棚上げされていた問題が全員に降りかかってきたようです。つまり道徳・節度・理念といった行動規範がメディアには求められるのではないかと。それは報道関係者と一般人を分けるものではなく、メディアを持つものすべてが直面する課題でしょう。

そしてそこで必要となってくるのが自己統制力。

メディアが力である以上、自己統制力がきかない、自浄作用が働かないようでは暴力となってしまいます。

ペンは剣よりも・・・

という言葉もありますが、ペン=メディアも暴力となりうるので、これは必ずしも比較すべきではないです。

ペンは剣である。

といった方が正しいのではないかな。

日本には剣道、そして武士道があります。術を磨くだけではなく、道徳・節度・理念を含めた行動規範としての道。メディアは今一度それを考える時期がきているのではないかと。

そんなことを感じつつ、今日もこれから戦場(MGS4)へと旅立ちたいと思います。