RB1オデッセイが素晴らしい

たまにはオデッセイを礼賛してみます。

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RB1オデッセイは購入後4年が経ちました。その間大きなトラブルもなく、3万キロを走行してます。トラブルはないものの、いわゆるリコールやサービスキャンペーンは数知れず。しかしきちんと発表し、対応するホンダの姿勢には好感をもってます。

オデッセイは日本専用モデルということもあり、なかなか世界で評価されることはありませんが、もしかしたらこのステーションワゴンは世界的にも物凄いんじゃないかと思います。

まず偉いのが1700kgの重量級にも関わらず、燃費が良いこと。高速では13km/Lは軽くオーバーできます。街中は重量がジャマをしてアップダウンが多いうちの近所では8km/L台ですが、S2000が6km/L~7km/Lであることを考えると十分です。しかもレギュラー仕様。

この燃費を支えているのが、最適なギア比を作り出すホンダオリジナルのCVT。トルコンと組み合わせることでクリープ現象を作り出し、低速のギクシャク感をなくしつつ、CVTの滑らかな変速を可能としてます。CVTなので当然変速ショックはなく、乗り心地にも寄与してます。発進が意外と軽快なのも、このギア比のおかげ。

でっかいボディは最初戸惑いますが、フロント+リアのパーキングセンサーとリアバックモニターで楽々駐車です。正直いってS2000やMINIよりも簡単、確実に駐車できます。これはリアバックモニターについているガイドラインが適切なため非常に分かりやすいからです。逆をいうとこれがないと運転きついでしょうね。

そのリアバックモニターがビルトインされているのが純正ナビのインターナビ。インターナビはプローブカーと呼ばれる、各車が渋滞情報を収集しセンターへ送信、その渋滞情報を利用して渋滞回避ルートを案内するというシステムを採用。このおかげで土日の都内の渋滞をいとも簡単に予測し、回避ルートを案内してくれます。最初は信用してなかったのですが、今では絶大に信頼してます。これは凄いです。

都内にいくのには高速道路を利用するのですが、特筆すべきは高速安定性。100km/hは当然ですが、それ以上の速度域でも非常に安定してます。優れた空力特性のために風切音も少なく、音が出てくるのは相当な速度になってから。また重量とエアストレーキ標準装着のおかげでどっしりと吸い付くように走ります。継ぎ目のうねりの収束も早く、背高なミニバンがフラフラしている領域でも圧倒的に安定してます。

まっすぐだけじゃありません。首都高のくねくねしたところでもグイグイと曲がっていきます。峠まで狭くなると曲げにくくなりますが、首都高のコーナーであればちょっとの前荷重でクリアしていけてとても気持ちいいです。この曲がりの感覚はMINI Clubmanと同等以上。

このコーナリング性能を支えているのはズバリ、フロントダブルウィッシュボーンサスペンション。もはや世界を通じてフロントにダブルウィッシュボーンを採用しているクルマは数少なくなりました。このダブルウィッシュボーンサスペンションはロールしたときのジオメトリー変化が少なく、簡単にいえばタイヤを有効に使ってくれます。ストラット式ではロールしていくとだんだんとタイヤの接地感がなくなるところを、しっかりととらえてくれます。

そんなわけでロール量もある重量級なのですが、フロントがだらだらと逃げるようなことはなく、ロールさせつつハンドルを切り込んでインに入っていく様は驚きです。リアもダブルウィッシュボーンで、適度にストロークしてフロントを助けてくれる絶妙さ具合。

中は7人が十分乗れる快適性。もちろん荷室は広く、今までセカンドシートを畳んで荷物を積む機会はなかったほど。

それほど優秀で気に入っているオデッセイですが、今度買い換えることになりました。

次の車は・・・


VW ポロ 1.4 comfortline


で3月末納車予定です。

オデッセイとサヨナラするのは本当に悲しい・・・バッテリーも新調したばかりだというのに(苦笑