マイカーリースの「いまのりくん」はオトク?

社会人になってクルマを自分で購入するときは必ず現金一括で、と決めてました。理由は自分のような走り方ではいつクルマを壊すか分からないとか、チューンナップ用費用が必要といったことから、ローンでは対応できないからです。

最近では峠を走ることもないし、チューンナップすることもないし、それこそガソリン入れて法定点検に出すだけ。こういう使い方では現金一括にする必要性もありません。そこで最近気になっているのが残価設定ローンやマイカーリース。生活パターンに合わせてクルマを買い換えることができる気軽さが嬉しいです。

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そこでオリックスの「いまのりくん2年コース」というがあったので、仕組みを調べてみました。

「いまのりくん」というのはマイカーリースで、クルマ購入費用のほか諸費用を含めて分割払い可能、2年経過後いつでも乗り換え、返却できるプランです。

例えば車両価格320万円にナビなどのオプション、5年分の諸費用(毎年の自動車税、重量税、自賠責)含めて400万円、支払い総額420万円のクルマがあったとしましょう。

基本は5年契約ですので60回払い、月々 420万円/60回=7万円となります。
さてここからがお立会い。この「いまのりくん2年コース」が現金購入やローンで購入した場合との比較。

現金購入の場合、初回分の諸費用こみで390万円ほどになります。
ローンの場合、金利を考えると390万円+金利で支払い総額は430万円と仮定します。

2年で乗り換えを想定、2年後の売却予想価格が170万円の場合に2年間でかかるコストは以下です。

【いまのりくん】
7万円 x 24回
= 168万円

【現金購入】
390万円+39,500円(2年目の自動車税)- 残価170万円
= 約224万円

【ローン購入】
ローン返済額 7万円x 24回 + ローン残額+自動車税(2年目) - 残価 170万円
= 約260万円

つまりマイカーリースである「いまのりくん」がオトクというわけです。

このオトク度合いは、以下のファクターにより左右されます。

1)2年後の評価額
2)現金購入による値引き

1)はまず2年後の評価額が低くなれば低くなるほど「いまのりくん:が有利になり、逆に評価額がたかければ高いほどオトク度が減ります。
2)「いまのりくん」はリースのため車両購入価格に消費税が乗らないようで5%ほど安いですが、これを上回る値引きがあれば、オトク度合いはやはり減ります。

例えば2年後の評価額が170万円ではなく220万円だったとすると【現金購入】のコストは約174万円となり差がほとんどなくなります。また値引きが10万円もあれば逆転することになります。

これを考え合わせると「いまのりくん」を選択するのは以下の条件があった場合が良いでしょう。

・2年後の評価額が低いクルマ
・値引きが少ないクルマ

そう考えるとこの「いまのりくん」は不人気車を2年乗りたい場合とかにとてもいい具合かもしれませんね。

なお、頭金に対しての考え方ですが、頭金があると全体の支払い額は減るのですが、2年後の乗り換えるときのコストは

頭金+月払いx24回

となりかえって、頭金にもよりますがコストが高まります。5年間の期間をまっとうする場合以外はメリットがなさそうです。

それにしても毎月7万円払いは高いなあ。2年でフィットが買えます・・・(w

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