地獄のF1富士:トーチュウでのF1富士検証連載

未だに心の傷跡が癒えないF1富士ですが、だからといって憎いだけでみんながここまで意見しているわけではありません。

トーチュウ F1 EXPRESS

富士スピードウェイ大好きです。だからあえて言わせてください。今回のGPは、いろいろと不手際がありました。まず反省して、その教訓をしっかり受け止めて再度、一から見直してください。時間はあります。ビッグ・レースを何度も開催してきた富士スピードウェイならできるはずです。レース・ファンを増やすためにも。頑張れ!」とエールを送る“まる”さんなど、「つらくて、本当に大変だったけどまた来年も行きます。なぜならF1が大好きだから」という文章も多く目にした。みんなF1を愛し、1年に1回の日本GPを楽しみにしているからこそ、やむにやまれぬ気持ちでメールを送ってくれたのだと痛感させられた。

私にしてみれば、F1は遠い鈴鹿ではなく、近い富士だから見にいこうと思いましたし、私のF1の原体験は30年前の富士スピードウェイのTV放映からです。つまり富士スピードウェイ開催だからこそ、高いチケット代を払ってもいいと思ってF1を観戦しにいったんです。その富士が今回こんな結果に終わってしまい、悔しくてなりません。そしてこのままでは来年、F1観戦にいくことはないでしょう。

事実に目を向けないと改善などできません。

ポストモーテムという振り返り手法がありますが、これは「反省会」と違い、とにかくまずただ単に起きたことを各メンバーの視点から指摘します。その上で「どうしてそれが起きたか」と原因を追究していきます。そのブレイクダウンを繰り返すことで本当の原因を究明可能となります。各メンバーからの視点で見る(主観)を用いるのは、末端でしか見えない、分からないことを拾い上げるためです。

その上で対策、改善提案を作ります。おそらくトヨタの改善もこれに近い手法のはずですから、こういった記事、ファンの声から目を逸らさないでほしいものです。