本日はディーラーにS2000 typeSのカタログを貰いにいってみました。するとお世話になっているディーラーさんが、「のまさん、シビックタイプR乗ったことあります?」っていうので、「ありません」と答えるとジャーン、奥からタイプRを出してくれました。ありがとうございます。
ということで、いつもの山坂道で試乗です。
実はその直前、いつもの山坂道を愛車S2000で走ってきたばかりだというのですが、2度目のトライです。
まず操作系。
シビックがベースとなっているためか、どうもこうドライビングポジションが高いです。ハンドルは結構下げられるんですけど、シートの高さが元々高いみたいで、シートリフターを一番低いところにしてもクラッチを切ったときに腿があたって少し気になります。クラッチは軽く、ストロークがあるタイプ。シフトノブは丸くて大きく、滑りがいいのでサクサクとシフトできます。しかしストローク自体はそれなりにあり、軸が手前にあるのかちょっとリモコンっぽい感があります。アクセルペダルはオルガン式。ヒール&トーすると物凄く吹けて回転数が上がりすぎてしまいがちですが、この吹け上がりの軽さは凄い、まるでバイクみたい。
噂の乗り心地はというと、たしかに道路がツギハギだらけのところはかなりキツイです。同乗者から苦情?でないはずがありません。しかし路面がよければ全然問題ないでしょう。セダンだけあって騒音もかなり抑えられていて、静かとはいいませんけど、うるさくはありません。排気音はそれなりに入ってきますけど、ノーマルとは思えないレーシーなVTECサウンドが心地いいです。
メーターは2段式で手前にタコメーター、奥にスピードメーターおよびシフトインジケーター。余裕があればタコメーターを見れますけど、これ、かなり視点的には手前すぎてみてられませんね。その点シフトインジケーターがあるので安心。
噂の225ps K20Aエンジン、これは凄い。吹けるし、ピックアップもいいです。それなりに大きな排気音ですけど、高回転になっても自然吸気らしいエンジン音にかなりうっとりです。パワーは申し分ないですね。そしてギア比がかなりローギアードで、1速、2速が非常に使えるというか、踏み込めばすぐにVTECゾーンに入ってもりもりと加速です。
そしてブレーキも素敵。踏めば踏むだけの制動力が得られて、安心感たっぷり。FFはつっこみが肝なので、このブレーキで前輪荷重を得て、ターンイン後にピックアップ鋭いエンジンで加速していくのがとっても気持ちいいです。
操作系は概して軽いんですけど、唯一重いのがハンドル。パワステが抑えられているのか、セッティングなのか。結構きちんと保持しないとちょっと不安です。そしてアクセル全開でのトルクステアが結構あります。LSDを機械式のにするとさらに厳しくなるので、ここは大パワーFFっぽいところですね。ここは腕力でカバーするところかと。
サスペンションセッティングはとにかくストロークを規制していることがよくわかります。ロールしないし、特にリアサスペンションはがっつりと踏ん張っている印象です。まさにサーキット仕様という印象ですね。乗り心地と動きの感覚的にはカヤバのクライムギアか、ジムカーナスペシャルかといったところでしょうか。少しばかりここは懐かしい感覚です。
確かにこれならノーマルS2000の敵じゃないというのも分かる気がします。S2000もtypeSが出てきたので、これで師弟対決してもらうのは面白いかもしれませんね。
シートはホンダ開発のレカロっぽいシートなんですけど、どうも細身の私にはフィットせず、座面も高いのでオデッセイに乗っているような感覚でした。気持ち的にはフルバケットで、ローポジションにするのがより一体感がでてきていいと思います。シフトも結構遠めですし。
それにしてもこの軽快な乗り味は市販車では久々ですね。速い車はランエボやインプレッサと結構あるのですが、エンジンの吹けあがりが楽しめるtypeRはまた違う乗り味でとってもいいです。
そして帰り道にS2000にのると、やっぱりこれは馴染みますねえ。シートポジションがとにかく自然なんです。しかし比べるとクラッチが重いし、ストロークはないし(ノーマルですが)。乗り心地は、、、typeRなんて目じゃないくらい悪いです。さらにピロガタでゴトゴトいうし、左リアブレーキはひきずってシャリシャリいっているし、窓閉めても幌だから騒音はひどいし、、、シビックタイプRなんてうちのS2000に比べれば高級車ですよw
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旬
ハンドルが重いのは、ノーマルの電動から油圧に変えたからではないのでしょうか?