F1のお天気お姉さんに富士の天候を聞く

F1富士も今日予選、明日本選となるわけですがもう雨が降っています。

もともと山のそばの高いところに位置するので雨は降りやすいのですが、今日は最初っから雨模様。おそらく今日のフリー走行と予選は雨でしょう。

そして明日の本選の予報は曇ときどき雨。トラックコンディションが読めませんね。ということで各チームは昨日はドライセッティング、今日はレインセッティングを試しているものと思われます。

さてF1チームでは、独自での天気予報をやっているそうです。たまたまトヨタF1チームと契約している気象アドバイザー、メテオベルリン(Meteo Berlin)のクローディアさんの話を伺う機会がありました。

Meteo Berlin - Formula 1
気象サイエンスカフェ

簡単にいってしまうとmobile raderと専用のソフトを使って約160km圏内のローカル天気が5分ごとに更新されているとのこと。レーダーには雨の様子が色ででており、風向、風速などから

「いつから」
「どれくらいの量の雨が」
「何分続く」

というのを正確に予測可能だそうです。ですからFIAが放送で「5min以内に雨が降る」というようにテロップを出しますが、それはそういう仕組みから。

プロなので「雨が降るかもしれないし、ふらないかもね~」なんてことはいわず、「5分後に小雨が振り出して10分続く」といったように断言するそうです。

とはいえ、レース時にどのタイヤを選択するかはチームの判断。浅溝でいくのか、深溝でいくのか、はたまたギャンブルでスリックでいくのか、そこは気象アドバイザーの範疇ではありません。

この詳しいはなしはまたの機会に。さあ、これから出発です。

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