最近の著作権騒動

著作権関係の話題が目に付いたのでまとめてエントリー。

まずはyoutube。

YouTubeのCEOらが来日、違法動画対策を約束 技術面でGoogleが協力-ITニュース:イザ!

これに対しYouTubeは、ユーザーがアップロードする際の画面の「違法なコンテンツをアップロードしないよう」日本語で表記することについて、早急に対応することを約束したという。

・・・日本語表記だけですか(w それはともかくyoutubeの映像の場合は明らかな著作権違反なので、なんらかの対応は必要でしょう。そしてgoogle/youtubeが狙っている日本でのビジネスが気になります。

次は微妙なネタ。

スラムダンク・トレース疑惑はてなブックマーク - スラムダンク・トレース疑惑

はてぶのコメントやタグを見る限り擁護派と糾弾派に分かれているようです。

写真を模写した場合、正確に模写した場合は「肖像権」が問われるように思いますが、構図は一緒でもキャラ違うのでこれは著作権云々を問うレベルにはならないでしょう。問題はスラムダンクを模写した漫画・漫画家が糾弾されたという過去があるので今回問題にしているだけですが、論点が違うものをもってきているように感じます。

そしてこれはどうかと思うネタ。

社長ブログ@freshEYE: 「ドラえもん、最終話」は、著作権侵害か?

そういう観点から言って、ドラえもんは、既にパブリックな存在ではないのか。

それは乱暴な論理では。「ガンダム」はすでにロボットの総称として公知であるとしたある外国の裁判結果と同じです。模倣することと、盗用することは同義ではないでしょう。

ロボットのパクリ

ガンダム裁判とは・・・

韓国内のガンダムの海賊版(ビデオ・玩具)などによる度重なる著作権侵害

版権を持つサンライズが韓国内で「ガンダム」を商標登録しようとしたところ、韓国の省庁が登録を拒否。

サンライズはもちろん韓国の司法当局に訴える。

しかし、「韓国では『ガンダム』とはアニメに登場するロボットの一般名詞である」という、とてつもない理由によりサンライズが敗訴!!!(-。-;)

昨今ではGoogleが動詞としてgoogleを使うな、といったことでも有名ですが、一般化されるとかような結果となるので著作権ホルダーはこういった動きに大変敏感なのです。古くはソニーのウォークマンもそうでしょう。おそらくMP3プレイヤーを総称してiPod、PC上のアプリをiTunesと言い出すとAppleもすぐに対応するはずです。

グーグル、「ググる」の使用に難色 - CNET Japan

Googleが、「google someone(だれかについてググる)」といった一般動詞としての同社名の使用を厳重に取り締まる意向を明らかにした。

オリジナルが明らかである場合は、オリジナルを作った人・団体がその権利を守るのは当然のことですが、オリジナルの定義が難しくなってきました。特に「検索」がこれだけ発達すると同時発生的に同じようなアイディアが出てくることは多くなり、しかもそれを発見しやすくなりますから。

ああ、なんか特許申請のことを思い出してきた(w