とても久々のF1エントリーでもしてみようかと思います。
今回のレースについてはすでにあちこちで言われているので、端的に振り返り。
- ライコネンのリアウィングは必ず外れる
- ロズベルグはスピンさえしなければもっと食い込めた。とすると天才??
- モントーヤよりバトンが速い
- 最後尾スタートで1回しかタイヤを換えなくても3位のライコネンに予選は要らない
- シューマッハーとアロンソは互角
色々見ごたえのあるレースでした。やっぱりタイヤは交換しなくちゃF1じゃないです。
そしてたった4ヶ月の準備期間で開幕戦に車を並べた、スーパーアグリフォーミュラワン。ホームページはまったくもって間に合ってない模様。ブログ、売り込みに行こうかなあ。
・・・
レース本選の1週間ほど前、フジテレビではスーパーアグリF1の特集番組をやってました。急な参戦発表、エントリーリストに名前が載らない予想外の展開、資金繰りに奔走。海外送金の手続き。そして得られたプレスはたった3行。その3行のために数ヶ月もの間時間を費やし、ファンからの激励から国内外メディアの冷めた批判的なものまで、注目される立場である辛さ。しかしエントリーリストに載っただけではF1マシンは走らない。
F1マシンの開発の遅れ、いやそもそも間に合わないスケジュール。そこで最大限の努力をして開幕戦に形だけでも間に合わせて来たそのプロジェクトマネジメント力は目を見張る。一体どの世界にこれだけの無理難題を突きつけられてクリアしようと挑戦するチームがあるのだろうか。答えは簡単、「無理」。しかしその無理を乗り越えてきた力は今は分からなくても、数年後にはきっと良い経験としてなんらかの形で結実するだろう。
間違いなく今年1年は最下位ぶっちぎりのレザルトとなるに違いない。しかし挑戦したことでレザルト以上の何かが掴めるはず。
日本人初のF1ドライバーは中島悟。2人目はS木A久里。そのS木さんは日本人初の日本F1チームを作ってF1に帰ってきたのだ。一人目はいつだって大変だ。2人目からはまったくその難しさは変わってくる。今回はS木さんがその一人目となったのだ。これは小さな一歩だが、世界に挑戦する日本人として心から応援したい。頑張れS木さん。F1モデルとかに出ている場合じゃないですよ。