機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-07 混迷の大地

今週の名セリフ

シン「やめろよこのバカ!」

にしようと思ったけど、やっぱり

アスラン「敵って、ダレだよ・・・」

かなあ。


シンの、一国の代表であるカガリに向かっての暴言(2度目)ですが、現実なら政治問題に発展してもおかしくないのですが、そこはそれ。ただ全回の暴言と大きく異なるのは、シン個人の感情だけではなく、アスランの立場や気持ちを踏まえた点でしょう。前回アスランの実力を目の当たりにし、さらには大気圏突入までの滅私奉公の姿を見てすっかりアスランをリスペクトしてしまったようです。一方でアスランとカガリの間に距離ができはじました。

一方の「敵」の定義についてです。SEEDにおいて、敵ってダレという問いかけをラクスにされて敵の定義が彼にはできない状態が続いている模様です。確かに敵ってダレなんでしょうね。これは現実でもいえることで難しい命題でしょう。

ストーリーの方ですが、7話目にして長いシリーズの起となる人為的に起こされた天変地異が地球にふりそそぎます。これだけのものが落ちたら、地表の砂塵が舞い上がり、大気にひろがって太陽光をふさいで太陽熱を遮断、温度が低くなって氷河期となってしまうのが通説なのですが。それはともかく、the day after tomorrowばりの天変地異が簡単に起こせるのがアニメのいいところですね。

ところで真の主人公のアスランって相変わらずの性格です。ルナマリアが銃の練習をしているところにホイホイ近寄っていって、やりませんか?といわれれば「いやおれは(上手すぎてやる必要ないんだよ)」くらいな勢いで断るものの、結局やります。しかもルナマリアやレイがやっているような固定の的ではなく動く的でやってしかも正確に打ち抜き格の違いを見せ付けるという有様。これだからそりゃイザークでなくともムカつくというものでしょう(^^; さすが「堅物の優等生で、しかも負けず嫌い」です。

次回はオーブに寄港するようです。どうなるのやら。