カエルから学ぶ

鉄粉除去でググッていたときに見つけた興味深い話。

塗料・塗膜の物性と評価方法

9.おまけ... 2匹のカエル まずはカエルの話 その1、ミシガン大学の経済学者ノエル・ティシュのお話「昔、高校 の生物時間に実験したように、カエルを水の入った鍋にいれ、徐々に加熱してゆくと約12分で、ゆであがりゆでがえる ( boiled frog ) になります。ところが沸騰したお湯の中にカエルを入れると飛び上がって逃げてしまいます。」 アメリカでは生物の時間にカエルをゆでる実験をするのか、と感心するのではなく、これは状況判断が悪いと ”いい湯だな”等と機嫌よくしているとゆでられますよと言う戒めで、経済問題で考えればグローバルに成った世界経済下で日本はもっとグローバル化する必要があるという講義にでてきたカエルのお話です。

 カエルの話 その2、P.V.シモノフの「今日の心理学」より、2)「2匹のカエルが、クリームの半分は入った瓶に落ちた。1匹は、真剣に状況を判断し、もがく努力はもはや意味なしと、両足をのばしたままおぼれてしまった。もう1匹は知的なタイプではなく、現場の状況の把握が不十分のまま、ただもがき続けた。両足をバタバタさせて何度もあがきまわっていると、クリームがだんだん固くなり、バターのかたまりのようになった。おかげで、このやる気のあるカエルは、その瓶からジャンプして出ることができた。」これは創造性について書いた本の中に出てくる気分と創造性に関してのたとえ話で、このクリームの粘性挙動はダイラタンシーかチクソトロピーかというレオロジー的問題ではなく、創造性は頭で考えたアイディアとそれを何かの形にするための行動力が必要であり、何が何だか解らなくなった時にただ黙っているよりも、もがくことが必要であると言うカエルのお話です。 

二匹のカエルの話から言えることは、1.状況判断を充分にしなさい、世の中はもっともっと進んでいるかもしれませんよ・・・2.状況判断をしてどうしようもないと思っても、もがいてみる必要がありますよ・・・そんな教訓を示しています。

塗料とは関係なさそうなんですけれどもね・・・