バブル入社組

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バブル入社組は、1988年~92年卒の総称だ。団塊の世代に次ぐ大量入社組で、現在30代中ごろから後半の中堅社員を指す。とくに91年春に入社した新卒は象徴的にバブル社員といわれる。今年は14年目になる。


私は大学院卒業で93年入社なので、大学卒業で入社していれば91年入社、バブル入社世代です。

この記事は当時の状況、そして現状をよく表しています。当時は社会自体が浮かれていて、お金を使うことが正しいこと、お金を借りてでも土地に投機することが得することと思われていました。その社会の余波は学生にも及んでいて割のいいアルバイトもたくさんあり、学生自身も裕福でした。遊ぶお金ができたらスキーやスキューバ、海外旅行に出ていたものです。

そんな世代ですからきちんと目的意識をもって勉強することもなく卒業、でも就職には困りません。就職では仕事内容と同時に初任給や昇給、休暇の多さなどの待遇面も重視して選択をしてました。

しかしそれを煽ったのはやはり社会であり、会社自身です。世代を十把一絡げにして使えない世代と片付けるのは簡単ですが、そんなのは表層でしょう。

この深層に横たわるのは、拝金主義とも思えるお金信仰です。お金を儲けよう、人よりも多く収入を得よう、楽して儲けよう、お金があれば幸せになれる、高収入が偉い。

そんな風潮に乗せられて人生の意義を定めるのは困難です。収入が上がっても生活は変わりません。意識も変わりません。社会も変わりません。それに気付いたのはつい最近のことでした。何かがおかしい。人生ってこんなにツマンナイものだったっけ?

最近意識を変えました。人生の成功はお金では計れない、ということに気付いたのです。高収入を求めず、どちらかというと、収入を落としてでも、ココロが豊かな生活が出来ないものかと。そんな人生を模索中なバブル入社組の一人です。